11月9日のヒューストン公演でアメリカ・ツアーを終え、13日のロンドンのシェパーズ・ブッシュ・エンパイア公演で全ツアー行程を終えたノエル・ギャラガーは自身のブログに次のようにそのことを報告している。

「そうだ、同志諸君。みんな元気にしている? ……そうだ、確かに俺の挨拶はワンパターンだけど……それにしてもひさしぶりのような。正直前回いつだったかもう思い出せないくらいだし。3週間くらい前だったか?

知るか! とにかくあのアメリカ・ツアーはまずまずだった。それ以上でも以下でもなく。俺たちは来た、俺たちは演った、俺たちは次の街へ行ったという具合で。あれほどなにも起きないツアーは探そうってなかなか探せないもんだよ。際立って憶えていることもあるけど。たとえば、ナッシュヴィルとケンタッキーでのライヴとか（どうしてだかはわからない）。テキサスでのライヴはどれも俺には最高だった（天気もいいし。人もいいし）。ただムカつく蚊にかまれたけどね。8か所もやられたよ! 腕にね。苦痛だった。

というわけでアメリカ・ツアーは終わったんだけど。前にも言ったけど、「まずまず」だったよ。

シェパーズ・ブッシュ・エンパイアでのライヴでは、正直言って、アンチ・クライマックスだったね。でも、どうしてかは自分でもよくわからないんだ。ただ、なんとなく自分でも入り込めなかったというか。事前に自分の頭のなかで盛り上がり過ぎたのか。あるいはお客さんももう何度も俺のことを観過ぎている人たちとか多過ぎたのか。わかんない……でも、あまり楽しめなかった。それとも時差ボケ? なんだろう? わからん! でも、終わってからの打ち上げはハードだったよ。また、しゃっきりするまで3日かかったかな。

レコードを買ってくれたか、ライヴに来てくれた人たちには心からお礼を言いたい。どっちもだというんだったら、本当にいい人だし、ありがとうという気持ちも倍になるよ。

スタッフ全員にも感謝。それとバンドにも感謝だよ（今度のアルバムのツアー用のラインナップを選んでいた時に、ここまで頼れるバンドになるとは思ってなかったよ……って、嘘だから! でも、マジでそれくらい感謝してるよ）。

というわけで、これでおしまい。この先当分の間は、美しい妻と素敵な子供たちと俺のあのクレイジーなサッカー・クラブ応援の生活に耽ることになるから。

今後は長い間、音信不通になるよ。

みんな健康に気をつけて。

また、当分先に。

NG（ノエル・ギャラガー）」