アークティック・モンキーズ、ダメだと思えた時にすっぱりバンドをやめたいと語る
2013.09.06 21:15
9月4日に新作『AM』をリリースしたアークティック・モンキーズだが、マット・ヘルダーズは自分たちがインスピレーションを失ったような時に、ちゃんと引き際がわかるようにしたいと語っている。
バンドの潮時についてマットは次のように『NME』に語っている。
「なんかもうダメなんだなって思う前にバンドをやめにできればいいと思うんだけどね。メンバーの誰かがスキャンダルでも起こさない限り、にわかにそんなことになるとは思わないけど」
ただ、大多数のバンドには引き際がわからないように思えはしないかという問いについてマットは次のように答えている。
「うん、それはわかってるよ。つまり、いくらでもそういうことは言えるんだよ。『もうやってることがよくなくなったら、もう楽しくなくなったら、いいレコードが作れなくなったら、そうしたらやめる』ってね。たとえ、ずっとそういうことを言い続けてたとしても、自分にはその時がわからないんだよね。そこが問題なんだよ」
その一方でアレックス・ターナーは自身がいつか燃えつきやしないかと心配することはないとも語っている。バンドが2008年にいったんオフを取った一方で、アレックスはマイルス・ケインとのザ・ラスト・シャドー・パペッツとしてのアルバムを制作したため、結局デビュー以来、働きづめになっていることについてアレックスは次のように語っている。
「いずれ近いうちにそんな時期(オフを取りたくなる時期)も来るかもしれないね。でも、正直言って、アルバムは確かにわりとどれもすぐに出てるんだけど、その間に休みが全然なかったような感じは俺はしてないんだよね」
さらにソングライティングへの情熱を失ったりすることを危惧したりはしないかと訊かれて次のように答えている。
「はっきり言ってそんなことで悩んでる暇なんて俺にはないんだよ。ただ、そういうことは常につきまとってるんじゃないかな。ひょっとしたらある日急に消えちゃうかもみたいな感じでね。そうしたらようやくガーデニングでも始められるんじゃないの?」
新作『AM』はシングル"R U Mine?"や"Do I Wanna Know?"などのシングル曲を収録し、ジョシュ・オムや元ザ・コーラルのビル・ライダー=ジョーンズらが客演している。
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