キッスのポール・スタンレー、ロックの殿堂出演辞退はエースのせいだと批判

キッスのポール・スタンレー、ロックの殿堂出演辞退はエースのせいだと批判

4月に開催されるロックの殿堂入り式典で殿堂入りは決定しながらもパフォーマンスは行なわないことを明らかにしたキッスだが、現メンバーのポール・スタンレーが元メンバーのエース・フレーリーへのあてつけを発言している。

パフォーマンスが実現しなかったのは、どの時期のメンバーで行うかで紛糾したからだと言われているが、エース・フレーリーが、新旧メンバー勢揃いでの演奏となった場合、在籍時の自分と同じメイクを施している現メンバーのトミー・セイヤーの隣で演奏する気になど到底なれないと主張していたことが原因でパフォーマンスが流れたことがその後明らかになっている。バンドはそれを受けて公式にはパフォーマンスは行わないことにしたと発表している。

そんなエースについてポールは次のように『ギター・ワールド』誌で語っている。
「最初に俺たちが持っていたものは魔法のようだったよ。エースと俺とで演奏するとすごかったんだ。でも、俺の考えではその後エースがやったことは犯罪に値するよ。エースはあのとてつもないポテンシャルと才能をドブに捨てたからなんだ。駆け出しの頃、俺と一緒にやってたエースは彗星のようだったよ。フレーリーズ・コメット(エースのソロ・ユニット)とは違ってね! エースは情熱で燃えていて、あらゆる可能性を備えていたんだ。でも、そのせいで勘違いして、真の挑戦者とはなれなくなったんだよ。練習をやめちゃったからね。いろんなことに気を取られるようになって、エースの才能は輝きを失ってだめになったんだ。あの彗星がぼやけていったのを俺はこの目で見たんだよ」

なお、ジーン・シモンズは旧メンバーも充分称えたいと昨年12月の時点で次のように『ローリング・ストーン』誌に語っていた。
「俺を君の奥さんに紹介してもらって、それで『でも、他の奥さんたちは?』って訊くようなもんだよね。『彼女らとも結婚してたし、そのおかげで今の俺がある』っていうね。ピーター(・クリス)とエースは共にバンドの結成にとっては俺たち同様に重要な存在だったんだ。最初の奥さんとの間に子供ができてたら、その子のことはしっかり祝うもんだよ。その後再婚したとしても、その子の大切さはなくならないし、減らないんだ。エース、ピーター、ポールとジーンでこのキッスっていう子供を産んだんだぜっていうね」
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