今、この時この瞬間に丸山さんが本作に出演する――ある種運命的な一作になるであろうこの舞台への意気込みについて、たっぷりお話を伺いました。インタビューを一部抜粋してご紹介します。
人って多かれ少なかれ、野次馬根性みたいなものがあると思うんですよね。他人の恥部や見られたくないと思っていることを、覗き見したい欲求というか。そういう部分をくすぐられる作品になっているなと。舞台は芸能界で、登場人物は芸能人や芸能記者だったりするので、芸能をやっている自分にとっても特に興味がある演目です。
ただ、特殊な世界や職業でありながらも、描かれている人間の心情は誰もが持ちうるもので、それを三浦さんが綺麗事なく書き上げている。リアリティや人間臭さが炸裂した、まさに三浦節の舞台になるんじゃないかと感じています。
演劇って、社会問題を提示することだけが目的じゃなくて、観てくださる人がハラハラしたり、幸福な気持ちになったり、救いを見つけたりっていう、生きていく上で人それぞれが抱えてるものを、重ね合わせて観ることができる機会でもあると思うんです。
ぜひ、生の舞台への意気込みを誌面でお楽しみください!
撮り下ろしポートレートは、撮影スタジオ内のさまざまな場所でライブ感のある雰囲気でお届けしています。モノクロなのに“丸山さんの色”を感じませんか? ぜひ感想、お待ちしています!(田中春香)
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