クエンティン・タランティーノが新作『Django Unchained』の脚本を書き終えたと先週報道されたけど、なんとその映画の主演をウィル・スミスにオファーしているらしい。
この映画、その名前が示唆するとおりに西部劇なのだが、その内容とは、ドイツ人の賞金稼ぎと出会ったアメリカ南部の奴隷が農園主と戦うという破天荒なものとのこと。
ちなみにドイツ人の賞金稼ぎ役は『イングロリアス・バスターズ』でアカデミー助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツにあてがきされている。納得。
ウィル・スミスとは意外だけど、タランティーノらしいといえば、実にタランティーノらしいキャスティング。クランクインは秋ということで、この映画が観れるのはまだまだ先だけど、かなり楽しみ。

ちなみに写真は４年前にＣＵＴに掲載したタランティーノと三池崇史の２ショット。
三池崇史監督の『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』にタラが友情出演したことがキッカケで実現したもの。
あれもまた『続・荒野の用心棒』＝原題『Django』に捧げられた、破天荒西部劇だった。
この撮影は、これまでの編集者人生の中でも、もっとも興奮した瞬間のひとつでした。（内田亮）