アカデミー賞発表、まさかのアン・リーにはびっくり

アカデミー賞発表、まさかのアン・リーにはびっくり

オスカー全賞、発表されましたが、どうでした?
概ね予想通りと言いつつも、監督賞のアン・リーにはマジでびっくり。
ま、『ライフ・オブ・パイ』も本当に素晴らしい映画だったわけで、異論はないですが。

遅ればせながら、主要部門の結果を書いておくとこんな感じ。

作品賞 『アルゴ』
監督賞 アン・リー/『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
主演男優賞 ダニエル・デイ=ルイス/『リンカーン』
主演女優賞 ジェニファー・ローレンス/『世界にひとつのプレイブック』
助演男優賞 クリストフ・ヴァルツ/『ジャンゴ 繋がれざる者』
助演女優賞 アン・ハサウェイ/『レ・ミゼラブル』
外国語映画賞 『愛、アムール』(オーストリア)
脚本賞 クエンティン・タランティーノ/『ジャンゴ 繋がれざる者』
脚色賞 クリス・テリオ/『アルゴ』

しかしなあ、『アルゴ』には作品賞と脚色賞を与えているということは作品としてはぐうの音も出ない傑作と認めているわけで、となるとつくづく、監督賞にベンアフがいなかったのが意味不明ではあるなあ。
とりあえず、『アルゴ』は3月13日にはパッケージが発売されるけど、ぜひともまた劇場で観たい。

というわけで、今年もオスカーが終わり、明日からはまた来年のオスカーに向けて、これが本命、あれが本命という舌戦が繰り広げられるんだろう。
「早くもオスカー大本命」という惹句は年がら年中使われる消費社会の権化のような言葉だけど、祭りが終わってみると、そんな惹句が早くも恋しいなと思ったりもする。(小柳)
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