昔のセットリスト:清志郎編

昔のセットリスト:清志郎編

宮嵜も書いていますが、本日5月2日で、忌野清志郎が亡くなってから1年です。

というわけで、昔のセットリスト特集、レアなやつ、いきます。
1994年3月10日(木)、忌野清志郎&THE2・3’S、
なんと都立日野高校。
卒業式の前日に、偉大なる卒業生、清志郎が母校で歌う!
という催しでした。
なので、オーディエンスは在校生たちと、先生方と、
あと我々のような、ごく少数の関係者のみでした。

あ、2・3’Sって「THE」付いたっけ?
と疑問に思ったあなた。
私も思いましたが、このセットリストにはそう書いてあるので、
とりあえず、そのまま書き写しました。


1  アイドル
2  理解が出来ない
3  君といた頃
4  お弁当箱
5  善良な市民
6  あの娘の神様
7  この愛が可愛そう
8  死にたくなる
9  手紙のうた
10 真夏の夜の夢
11 いくじなし
12 プライベート
13 Let's GO
  ─────────
14 僕の好きな先生
15 現場処理の男
16 雨あがりの夜空に
17 ぶっちゃけた恋


13曲目と14曲目の間に線が引いてあるんだけど、
13曲目までが本編で14曲目からがアンコールってことなのか、
単にそこでMCが入ったってことなのか、
ちょっとうろ憶えなんですが、確か前者だったような気が。

あと、これ、僕はジャパンの「SCENE」のコーナーで
レポートを書くために行ったので、観ながらこのセットリストに
ごちゃごちゃ書き込んでいるんだけど、
8曲目のところに、「タッペイ/ミキ」、16曲目のところに
「三宅」って殴り書きしてある。
「三宅」は当然三宅伸治であって、ここで登場したってことだし、
「タッペイ」はもちろん息子さんであって、やはりここで登場したって
ことだけど、「ミキ」って誰だろう。
お嬢さんはモモちゃんだし、ギターの山川のりをのお子さんも
この名前じゃないし。
思い出せません。


あと、これ、もう時効だろうから書いちゃいますが、
この催し、日野高校の体育館で行われたんだけど、
ライブが始まって、生徒たちが一斉に飛び跳ねたら、あっさり床が
ぬけ、2曲でライブが中断してしまったのです。
で、傾いた右側のスピーカーを直したり(舞台監督の指示で、生徒たちが
何人か出てきて直していた)、床のへこんだ部分を避けて、
ステージから15mほど生徒たちに後ろに下がってもらったりした末、
45分後、再開し、完奏となった清志郎&2・3’Sだったのでした。

ライブが終わったあと、スタッフに「床のことは書かないでください」と
頼まれた。
この「清志郎、母校でライブ」というイベント、もしかしたら、来年以降も
行われるかもしれないそうで、「床がぬけた!」「事故が起きた!」
みたいに報じられると、それができなくなってしまうと。
もちろん、了承しました。なので、ジャパンにはそのことは書いていません。

というかね。東京体育館とかみたいにでっかいとこじゃなくて、
普通の学校の体育館とか、町営の体育館って、本来、ライブやっちゃいけないんですよね。
数年前にもあったでしょ。SPARKS GO GOが、地元・北海道の倶知安で、
仲間のバンドを呼んでイベントをやったら、いきなり床がぬけちゃって、
急遽グラウンドにトラックを置いて、そのコンテナの部分を
ステージにして、ライブをやったという出来事が。

あの時、「ああ、そうだ、昔、日野高校でも床ぬけたもんなあ」と思い出しました。
バレーボールとかバスケとかで、20人くらいが飛び跳ねるのは平気だけど、
何百人もが一斉に飛び跳ねても耐えられるようにはできていないのです。


忌野清志郎&2・3’S、当時、古くからのファンにも、評論家筋とかにも
あんまり評判よくなかったけど、僕は大好きで、よく聴いていました。
「いくじなし」「プライベート」「Let's GO」、「あの娘の神様」、
あと山川のりをが書いた「お弁当箱」あたり、今でもとても好きです。

なお、「あの娘の神様」は、彼女が新興宗教に入ってしまった、
という手紙をファンからもらって、それを元に、清志郎が書いた曲。
オウムの地下鉄サリン事件は、このライブの10ヵ月後に起きました。
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