HOWL BE QUIET、渋谷クアトロでワンマン!成長ぶりが素晴らしかった

HOWL BE QUIET、渋谷クアトロでワンマン!成長ぶりが素晴らしかった

さっき見終わって、メンバーにも挨拶して直接言ったけど、今年観た数えきれないほどのライヴの中でも、感動的という意味で5本の指に入るようなステージだった。驚いたよ!

ハウル・ビー・クワイエットは、まだよく知らない人も多いと思うけど、去年の12月にアルバム『DECEMBER』を出して、今年の11月にミニアルバム『BIRDCAGE.EP』を出した4人組バンドだ。”Merry”という、クリスマス失恋ソング(?)でJAPAN'S
NEXTの特集&付録CDにも収録されたから、それで覚えている人もいるだろう。

この『BIRDCAGE.EP』は、彼らの音楽の表現の深度とスケールを一気に広げた手応えのある作品で、発売中のJAPANでは僕がインタヴューをしてます。彼らの大きな武器のひとつはヴォーカルの竹縄航太が弾くピアノで、これまではそれがどちらかというとライトなポップ感に活かされるきらいがあった。でも、新作の曲では、もっともっとロックで、シリアスなコミュニケーションのために、すべての音と言葉が向けられるようになった。バンドはイベント出演とかでライヴを重ねて、どんどん地肩を強くしていった。で、今日はその集大成とも言えるワンマンだったのだ。

今日のクアトロは、さすがに満員ではなかったけど、熱い気持ちで彼らとコミュニケーションをしに来たお客さんでいっぱいだった。そして、彼らもその気持ちに100%、いや120%かもしれないくらい、音楽で返してくれるライヴをやった。前に渋谷のWWWで観た時のライヴとは、もうバンドの本質そのものが変わってしまったと思うくらい、濃いパフォーマンスができていた。

ヴォーカルの竹縄航太が金髪になったりとか、バンドの初期から比べるとメンバーのルックスにチャラいオシャレ感が増したと思う人もいるかもしれません。僕もそう思います。そして、そこで好きになった人も、もちろんいるでしょう。でも、そういうのは全然気にしないでいいです。いい音楽だから。いいバンドだから。

ツアーの追加公演ももうすぐ発表されるみたいなので、ぜひどっかで見て下さい!(松村)
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