トリオのシンプルな編成による、繊細かつダイナミックなバンドアンサンブルで魅了するギターロックバンド、おいしくるメロンパン。
彼らの3rdミニアルバム『hameln』(ハーメルン)が先月リリースされました。
彼らは一貫して3ピースで出すバンドサウンドを追求してきましたが、ここにきてその本質が露わになったかのような、ものすごく多面的で緻密な作品ができあがりました。結成2年半ほどでこの成熟ぶり。
正直、驚かされると思います。ナカシマ(Vo・G)のソングライティング力は当初から突出したものがあったけれど、具体的な風景を描写しながらも抽象的な観念やイメージとして、リスナーそれぞれのイマジネーションを刺激するような、その独自の歌詞やフレーズ、リズムの展開は、この『hameln』で飛躍的な進化を見せています。
全5曲でありながら、とても濃密な「イメージの庭」のような作品です。
彼らがこの3作目のミニアルバムで、ここにまで至った理由について、メンバー全員にインタビューしてきました。
いつものように、別段はしゃぐでもなく、テンション高く語るでもなく、彼ららしい平熱の言葉ではあるけれど、その奥にはこの新作への確かな手応えがにじんでいるのを、このインタビューから読み取ってもらえたら嬉しいです。
現在発売中の『ROCKIN’ON JAPAN』9月号に掲載されているので、ぜひ新作『hameln』を聴きながら読んでみてください。(杉浦美恵)
おいしくるメロンパン、大躍進作『hameln』についてのインタビュー!
2018.08.10 19:22