人生のある瞬間に、彼ら4人の楽曲に出会い、共鳴し、救われてきたーー
そんなことを、誰もが振り返りながらこのライブに臨んでいたと思う。
「KYO-MEI＝心をふるわせる音楽を届けていく」
というテーマを常に掲げてきた彼らだが、その道のりの正しさを確信できるライブだった。
あらためて、本当に耳に残る旋律ばかりであるし、悲しみも喜びも、絶望も希望も、愛することも、痛いくらいに美しく繊細な言葉で綴っていくのは、このバンドのすごさだと再認識した。
そしてそれらを肉体化し、圧倒的なパフォーマンスに昇華させていくライブ。
素晴らしかった。
山田将司は終盤に「また生きて会おう」と2回叫んでいた。
まだまだ「KYO-MEI」は止まらないのだろう。
21年目の動きもとても楽しみにしている。（荒木）
