「背中を押さない」メッセージソング――というのはオフィシャルのコピーだ。
クジラ夜の街の「裏面」というか、"BOOGIE MAN RADIO”(『春めく私小説』収録)しかり、"マスカレードパレード”しかり、直近ではダークファンタジーをテーマとした楽曲も増えているが、今作で彼らが歌うのは、ダークな現実世界で「生きること」に迷ってしまった人々をファンタジーで救う魔法の言葉。
疲れて終電めがけて駅のホームに《命からがら》たどり着いた人々の視線の先にある「線路」――ここで良からぬ思いがよぎってしまわぬように。
この曲は、そんな誰かの背中を決して押さない。むしろ、静かに隣に立ってそっと背中をさすってくれるような、そんな優しい思いに溢れているのだ。
ライブではメジャーデビュー前から披露されていて、ファンからも音源化が待望されていたという“裏終電・敵前逃亡同盟”を、なぜ今リリースするに至ったのか。
そして、「完全なる集大成になる」という年内リリース予定のアルバムに向けての思いまで、メンバー全員に語ってもらいました。
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