プッシュプルポットは歌う。全力で生きる人の「今」を「明日」に繋ぐため――メンバー全員インタビューで最新作『生き抜いたその先で』の背景に迫りました!

プッシュプルポットは歌う。全力で生きる人の「今」を「明日」に繋ぐため――メンバー全員インタビューで最新作『生き抜いたその先で』の背景に迫りました!
プッシュプルポットから感じられるこの猛烈な勢いはなんだろう。若さなのか、時代なのか、それとも人間性か、音楽性によるものなのか。先日リリースされた3rdミニアルバム『生き抜いたその先で』を聴いてその答えが少しわかった気がする。


《明日の事は 明日でいいんだぜ/今日を楽しまなくちゃ勿体ない/僕らでバカをやろう》と弾けるビートに乗せて目の前にあるものと全力で向き合うことで「今」を「明日」に繋ぐ“バカやろう”で幕を開ける本作。
7曲を通して歌われるのは、タイトルにあるように『生き抜いたその先で』どう生きるのか?ということだ。

しかし、『生き抜いたその先で』が示す地点は未来ではない。「今」を全力で生き抜いたその先にあるのが「今」であり、人生とはその繰り返しによって続いていくという、当たり前のように思えて意外と視点をずらしてみないと気づけない、もしくは見ようとさえしない、現代社会を生きる我々にとっては心をすり減らすことでようやく見えてくる確かなリアルだ。

失恋や叶わぬ恋などを歌うラブソングが多い中、今目の前にいる「君」との時間が最高に幸せだから、この先もずっと《君が好き》だと歌う“君が好き”も、ある種異色のラブソングと言えるほどに愚直な思いにあふれていて、多幸感がサウンドに、歌声に乗ってくるようで爽快。


そしてミニアルアバムのラストを飾る”生きていけ”には、《生きていて良かったって/思えるような そんな毎日を/ただ ただ ただ/探している》とソングライターである山口大貴(Vo・G)自身の経験が深く歌に刻み込まれていて、その思いは人混みをかき分けるように力強く前へ前へと推進力を持って我々の心に響いてくる。

インタビューで山口は「楽しいことが大事だし、目の前のライブをしっかりやって、がずっと続いてますね」と笑顔で語ってくれた。全速力で駆け抜けるバンドの今を捉えたメンバー全員インタビューは、『ROCKIN'ON JAPAN』2月号掲載です。(橋本創)


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