メランコリックな思考が極上のポップスとして鳴り響く――レトロリロンの最新作『ロンリ―パラドックス』をひもとくインタビューが『ROCKIN'ON JAPAN』に掲載!

メランコリックな思考が極上のポップスとして鳴り響く――レトロリロンの最新作『ロンリ―パラドックス』をひもとくインタビューが『ROCKIN'ON JAPAN』に掲載!

「新しい作詞作曲の扉を開いた感覚が、今作にはあったかもしれない」

ソングライターの涼音(Vo・AG)は最新EP『ロンリ―パラドックス』の制作当時を振り返りそう語る。

タイトルにあるパラドックス=逆説という言葉が本作で告げるのは、前作EP『インナーダイアログ』に続き幾度となく繰り返される自己との対話によって掘り起こされる過去の過ちや後悔の念、正解不正解の判断、すべての事柄は表裏一体であり、何が正しいか、何が幸せかを決めるのは自身の心である、ということだ。

《間違ってきた言葉たちを/今もまだ抱えている》と自戒の念が全編に込められたリード曲"TOMODACHI”に始まり、《僕ら弱いから/どうにか今日を生きてる/どうにか夢を見ている》と歌う"夢を見る”まで、グッとフォーカスを絞り一つの命題を突き詰めていくような、一見すると暗くなってしまいがちな歌詞と相反して、上質なグルーヴとアレンジで広がり続けるポップネスが最高に気持ちい1作に仕上がっている。

途中、涼音の口から「アレンジで毒を中和しているところがあって」という発言も飛び出したが、このテーマをもってしてどうしてこれほどまでに密度の高いアンサンブルを生み出すことができたのか、メンバー全員インタビューで迫りました。ぜひ誌面で確かめてください。(橋本創)


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