結成からわずか1年でワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビューを果たした、現役大学生5人組バンド・luvが、初の自主企画イベント『luv presents “yet”』を下北沢ADRIFTで開催した。
スペシャルゲストとして登場したDURDNとは、イベントで共演したことがあったが、対バン形式は始めてだという2組。約40分という短い時間とは思えないほどに、ドラマティックな自分たちの世界観をしっかりと見せつつ、フロアの熱をグッと上げてくれたDURDN。彼らの初ワンマンも下北沢ADRIFTだったそうで、そんなところでもluvとの親和性を感じられた。
luvが登場して、1曲目を聴いた時点で、彼らの大きな変化に驚いた。つい数ヶ月前に観たときよりも演奏力、全体的な演奏のまとまりが数段上がっていたのだ。もともとプレイスキルも高い彼らだが、それぞれが一曲一曲に対して表現の仕方に自信がついたのか、luvのライブではお馴染みとなりつつある、Hiyn(Vo・G)主導のフリージャムセッションでも演奏中の曲の世界観を崩さず、各々が持っているプレイの引き出しから自由に選んで楽しみながら演奏している姿が見えた。
MCでHiynは「あのときはほんまにグダグダでした」と1年前の初ライブの思い出を話していたが、本公演ではしっかりとそのときに披露した楽曲も演奏された。彼らなりにこのライブで自分たちの成長をファンに見てほしかったのかもしれない。
来年には3月から4都市を回る初の全国ツアーも開催されるということなので、急成長し続ける彼らがこれからどんなライブを観せてくれるのか楽しみだ。まだluvに触れたことがない方はぜひ触れてみてほしい!
rockin'on.comでは、メジャーデビュー時にインタビューもしているので、こちらもぜひチェックしてください。(岩田知大)
luvが初の自主企画イベントを開催! 満員のフロアを踊り狂わせた、エネルギッシュなライブを観て
2024.10.23 19:30