大きな別れを経験したりままならない暮らしに嘆いたりしながら、這いつくばって日々を生きる僕らの足元にback numberの歌は確かな足跡として存在していて、その道行きを辿ることでなんとか今日までやってきた全員に向けて清水依与吏が紡いできた「小さい歌」が「大きい歌」に変わる瞬間に何度も立ち会えた、そんな対バンだった。
清水依与吏という人間は、そしてback numberの3人は、いつも僕らのために真っ直ぐに歌い、音を鳴らしてくれている。その心強さを今夜はとびきり深いレベルで感じて、胸がいっぱいになって、心の揺れがいつまでも止まらない。（畑雄介）
発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号に「anti sleeps tour 2024」の福岡公演（w/SHISHAMO）のライブレポートを掲載！
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