FAKE TYPE.の真骨頂にして革新の一撃──『Cats are dangerous EP』が示す揺るぎない矜持と未来とは? 最新インタビュー公開中!

FAKE TYPE.の真骨頂にして革新の一撃──『Cats are dangerous EP』が示す揺るぎない矜持と未来とは? 最新インタビュー公開中!
エレクトロスウィングを愛し、エレクトロスウィングに愛された男たち……というと冗談がましく聞こえるかもしれないが、現在の音楽シーンの中でこれほどまでにエレクトロスウィングを乗りこなせるアーティストは他に類を見ないだろう。
それこそがFAKE TYPE.の真髄であり、リスナーもそれを求めてきたと思う。

だが、そんな期待を1ミリも裏切ることなくこれまでFAKE TYPE.が描いてきたものと地続きに新たなる拡張を見せたのが、最新EP『Cats are dangerous EP』だ。
今作で彼らは、エレクトロスウィングにとどまらない音楽性を惜しげもなく披露している。
にもかかわらず……EPに収録された5曲、どこをどう切り取ってもFAKE TYPE.なのだ。

勝手にエレクトロスウィングこそが彼らの音楽を形容する代名詞と思ってきたのだが、実はそうではない。FAKE TYPE.らしさは、彼らが鳴らす音のもっと奥深くに根付いている。


盆踊りのようなリズムを土台に、実験精神とコミカルなアプローチが随所にちりばめられた表題曲”Cats are dangerous”からして、彼らが10年間で培ってきたありとあらゆる素養が存分に詰め込まれていて、FAKE TYPE.が築いてきた文化とその拡張を同時に感じさせれられる。

いわく「鰻のタレみたいな。古いものに新しいものを継ぎ足して」(トップハムハット狂)、「ずっと寿司だけ食べているとつらいじゃないですか。今回のEPはガリかな、と思って(笑)」(DYES IWASAKI)という精神で今作はまとめ上げられているという。
まさに聴き馴染みがあるのになんか新しい、という感覚が作品を聴き進めるうちに増していき、最終的には「これぞFAKE TYPE.」に帰結していく。

そんな今作について、さらには結成10周年を経て描く未来についても語ってもらったインタビューがrockinon.comにて公開中! ぜひご覧ください。(橋本創)

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