ねごとの初ワンマンライヴ@代官山UNIT。
結論から言ってしまえば、とても悔しい、ライヴだった。
キーボード・ヴォーカルの幸子の体調が優れず、声が思うように出なかったのだ。
だけど、今日のステージから溢れていたのは、痛々しさよりもそれを遥かに超えた逞しさだった。
最初はその異常事態に不安を感じたし、メンバーの顔も暗かった。
でも4人の全身を振り絞るようなプレイはとてもアグレッシブで力強く、会場の空気をどんどんと変えていったのだ。
最初のMCでは感極まっていきなり泣いたりしていたが、その後はいつものような脱力MCも炸裂し、ドラム・小夜子の希望でお客さんに「かえるのうた」 の輪唱までさせていた。
初披露の新曲も、ねごとらしいヘンテコなフレーズが面白くて、でもしっかりポップでかっこいい曲。
マイナスもあった分、ねごとのロックバンドとしての確かな演奏力やステージでの機転、そしてなにより「伝えたい」という真摯な思いが感じられたライヴ。
やれることを全力でやり切る彼女たちを見て、何度も胸が熱くなった。
ねごとはかっこいい。
そしてもっともっと強くなるはずだ。
そして、12月29日発売のJAPANでインタヴューします!
ねごとの第一章といえるこれまでを振り返る予定。
COUNTDOWN JAPANへの出演も決まっています。(福島)