The Flickersの暴力性がたまらない

The Flickersの暴力性がたまらない

1stアルバム『WONDER GROUND』をリリースしたばかりのThe Flickers。
ライヴを新宿MARSで観た。
ノイズまみれの毎日をノイズだらけの音楽にしてぶっ放すような、ブチ切れのアクト、すごかった。
同時に冷静さもあって、それが彼らの音楽に普遍性とエンターテイメント性をもたらしているのが面白い。
ストロークス、ニューウェイヴ、エレポップ、etc…と多様なバックグラウンドが透けて見えるし、同期もあるし、「踊れるロック」という形容にもばっちりはまるのだが、
なによりもメンバーの、特にソングライター安島の生身の衝動こそがこのバンドのキモ。
以前JAPANのニューカマーのページで紹介する際のインタヴューで彼は、自分の人生がすべて音楽の中にある、というようなことを言っていた。普通に話してる時の控えめさから遠く離れたライヴ中の振り切れっぷりを観てると、本当に音楽に生かされてる人なんだなあと思う。逆に音楽をうしなったらこの人どうなっちゃうんだろう…とも思うが、その危うさが、このバンドの魅力であり業でもあるのだ。
パーティーバンド以上に踊れて、パーティーバンドにはないシリアスさがある。ぜひ注目して欲しいバンドだ。


そして、今日は「High Apps」というイベントだったのだが、The Flickersの前に出ていたMop of Headもかっこよかった!
爆音人力エレクトロの生み出す陶酔感と色気にクラクラ。
Mop of Headは今年のCOUNTDOWN JAPANの30日にも出演! 異彩を放つステージになると思う。楽しみ。(福島)
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