LUNA SEA、武道館6デイズ初日終了!


LUNA SEAの2013年初ライヴは、新しい伝説の幕開けにふさわしい、光と祝福に満ち溢れたステージだった。インディー時代からここを目指してやってきた自分たちにとっては聖地のような場所だ、とRYUICHIはMCで言っていたが、そんな厳粛な思いが1曲目から、アコールまで強く伝わってきた。バンドのエネルギーが爆発したZeppツアーの醍醐味とはまた違う、堂々たる演奏とスケールアップした照明、そしてホールならではの一曲一曲の楽曲の魅力をしっかり堪能できたように思う。
今日のライヴを見て改めて感じたのは、LUNA SEAの楽曲ひとつひとつが素晴らしい宝物だ、ということだ。そしてその宝は誰かと奪い合うなどことは絶対になく、より多くの人と分かち合うという喜びがある。いかに全身全霊かけて彼らがそんな楽曲を生み出しているか、その真摯な思いが生々しく伝わってきて、一曲一曲に新たな感動があったのだ。完成度の高い演奏があってこそ、なのだが。中でもアンコールの“THE ONE-crash to create-”は圧巻だった!

ちなみにアンコールで、客席に向かってタオルを広げていたノースリーブ姿のJのワイルドな姿と、肩から長い房をたてがみのようになびかせた白騎士みたいなSUGIZOのギャップが印象的だった。この振れ幅の大きさがLUNA SEAの面白さでもある。大阪城ホールでも見られたそうだが、INORANはステージ斜め後方の客席からも見えるよう走り回っていた。
残り5日間、どんなステージが待っているのか? 期待が高まる素晴らしい初日だった。(井上)
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