今週発売となるtricotのファーストシングル『99.974℃』。
どうです。
ヘンな曲でしょ。ヘンな曲なんです。
しかし、tricotの4人はこれが「ヘンな曲」だとはこれっぽっちも思っていない。
そして、それを受け取る僕たちも、これが「ヘンな曲」だとはこれっぽっちも感じない。
それがtricotのすごさです。
変拍子とか、ブレイクの入れ方とか、全部が文法を逸脱している。
ドラムとベースのリズム隊というのは普通は曲の骨格をつくるのだが、この曲の場合、いちばんドライヴしているのがドラムだったりする。
でも、それがtricotの場合直球としてストライクゾーンの真ん中にハマる。
めっちゃ無邪気に自分たちがかっこいいと思うものを探し続けて鳴らし続けてきた結果、その「かっこいい」がみんなのものになりつつある。
ロックってやばいじゃんって、思わず呟きたくなるバンドです。
4月30日発売のJAPANでインタヴュー掲載します。4人勢揃いで撮った写真もどうぞ。
覚えてほしいので改めてメンバーを紹介すると、右からkomaki♂(Dr)、ヒロミ・ヒロヒロ(B)、中嶋イッキュウ(Vo・G)、キダモティフォ先輩(G)です。(小川)