英ラジオ局が選ぶ【史上最高のプロテスト・ソング×50曲】(全曲試聴動画つき)
2020.06.11 18:16
★アメリカ・ミネソタ州でジョージ・フロイド氏が白人警官に殺害され、人種差別に対するデモが世界中に飛び火する中、ここUKでも先週末の6月7日、英ブリストルでのデモ中にプロテスター達が街中に建立されていた17世紀の奴隷商人エドワード・コレストンの銅像(奴隷貿易で得た巨額の富をブリストル市の学校や病院、貧民層の住宅基金等に寄付した功績で200年前に立てられた銅像)を台座から引き摺り下ろし、広場で引き回した後、ブリストル湾に投棄するという事件が起きた。(上の画像はその事件を描いたと思われる英著名路上アーティスト、バンクシーの最新スケッチ)
これを期に現在のUKではロンドン博物館・ドックランズの前にあった奴隷商人ロバート・ミリガンの銅像がロンドン市長サディク・カーンのリクエストによって撤去されたり、オックスフォード大学前にある19世紀の南アフリカ植民地政治家セシル・ローズ(同大学に多大な寄付をし貢献した)の銅像撤去を求めるデモが起きたり、さらにはロンドンの国会議事堂前にあるウィンストン・チャーチルの銅像や
トラファルガー広場にあるネルソン提督像まで「2人とも黒人のために何もしなかった=人種差別主義者だから(←この論議ちょっと極論すぎるのでは?、、、それを言うなら奴隷商人の息子だった米大統領リンカーン像も撤去するべき!ってことになるんだけど)撤去するべきなんじゃないか?」等の意見が左翼活動家やメディアから出たり、未だに一日200人以上の死者が出ているコロナ禍の真っ最中なのにソーシャル・ディスタンシングもそっちのけのデモが各地で頻発。
日毎に状況がエスカレートしている最近のUKですが、
(ちなみにエジンバラ大学初の黒人教授であり有名な人権活動家でもあるジョフ・パルマー教授(80歳)は、こうした昨今の風潮に対し「帝国主義者や奴隷商人の銅像を撤去して歴史的な事実を抹消する行為は、そうした事実が過去あったという証拠も同時に消してしまうことになり、人々の記憶からもいずれ抹消されてしまう。非常に愚かな行為だ」とBBCのラジオ番組で発言していた)。
★そんなUK内の社会状況を反映し、英ラジオ局が選んだ「史上最高のプロテスト・ソング×50選」がこれ。
ж全50曲が以下のリンクで聴けます(全曲試聴動画つき)。
↓
https://www.radiox.co.uk/features/x-lists/best-protest-songs/