Billboardが来年を占うニュー・カマーを紹介。昨年はMitskiをピックアップしていた本リストですが、2017年にブレイクが予想されるロック／オルタナティヴの新人アーティストを特集しています。

すでに5SOSのオープニング・アクトに抜擢されているHey Violetに始まり、ソロ活動を始めたDirty ProjectorsのAmber Coffmanなどが紹介されていますが、個人的にはMaggie Rogersや、Lucy Dacusが気になりました。

Maggie Rogersは、NYUのClive Davis Instituteに通っている学生で、今年の夏、ファレル・ウィリアムスが講師を務めるマスタークラスで未完成の自作曲を聴いてもらった瞬間に、道が開けていったというシンデレラ（？）ガール。

ファレルが彼女の曲を聴いている様子はこちらの動画で。曲が鳴り出してからほどなくしてファレルの目の色が変わります。曲が終わった後、まくしたてるようにレビューするファレルと、その言葉を一言も聞き漏らすまいと紅潮した顔でファレルに向き合うMaggie Rogersに、両者の興奮が伝わってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=FAM1N1APk80

ファレル・ウィリアムスを唸らせたそのMaggie Rogersの「Alaska」がこれ。フォークの旋律と、ダンス・ミュージックが見事に融合します。

先日公開されたばかりの彼女の「Dog Years」はこちら。デビューEPは2017年2月の予定だそう。

なお、彼女はイギリスのブレイク新人を占うBBC Sound of 2017でも、ノミネート15組の中に選ばれています（ http://ro69.jp/blog/miyazaki/152096 ）。

また、V Magazineでは、2016年のベスト・ソング20曲に、「Alaska」が、フランク・オーシャンやカニエ・ウェスト、アリアナ・グランデ、ソランジュ、リアーナといったビッグ・ネームと並んで選出されています。
http://vmagazine.com/article/best-songs-2016/

Billboardの紹介ページはこちら。
http://www.billboard.com/articles/columns/rock/7633354/rock-alternative-bands-artists-to-watch-2017