レディオヘッドのイスラエルライブに抗議しているケン・ローチ監督作はイスラエルで公開中。トム・ヨークが「?」。

レディオヘッドのイスラエルライブに抗議しているケン・ローチ監督作はイスラエルで公開中。トム・ヨークが「?」。
レディオヘッドは、7月19日にイスラエルでライブを行う予定で、それに対してケン・ローチ監督は最後までボイコットするようにと抗議を続けている。しかし、ガーディアン紙によると、ケン・ローチ監督の最新作『わたしは、ダニエル・ブレイク』は現在イスラエルで普通に上映中だということ。
https://www.theguardian.com/culture/2017/jul/14/ken-loach-accused-of-exempting-himself-from-cultural-boycott-of-israel

レディオヘッドにボイコットするように要請しているのに、自分だけは例外?というのが記事の主旨だが、これに対してトム・ヨークがさっそく「なるほど……?」(”k”というのは、okの簡略化)とツイートしている。

この記事によると、映画のプロデューサーは、カンヌ映画祭でバタバタの中で(パルムドール受賞)作品を各国に売ってしまったため、本来監督にはイスラエルには売らない様にと支持されていたのに、「誤って」売ってしまった、と語っている。一度契約してしまったら解消できないので、監督のせいではまったくない、と強調している。

ただ、イスラエルの配給会社は、「誤って」というのは「おかしい」とコメントしている。というのも、イスラエルの会社は、ケン・ローチの監督作はこれまでずっと配給していて、その間一度もそれが問題となったこともなく、毎年ケン・ローチ側にお金を支払っているというのだ。また、本当にイスラエルに売るべきではないと思っているなら、契約書にそれが最初から記載されているべきなのでは、という意見も掲載されている。

トム・ヨークがツイートしたように「なるほど……?」以外何と言えば良いのやらという状況だが……。

ケン・ローチ監督は、この記事の前に、インディペンデント紙に寄稿し、「レディオヘッドは、イスラエルに対して文化的なボイコットをするべきだ。なぜそれについて話し合うために僕に会おうとしないんだ?」「頑固なまでの拒否」などと書いたりしていた。
http://www.independent.co.uk/voices/radiohead-israel-palestine-boycott-bds-thom-yorke-ken-loach-meet-discuss-it-a7835291.html

トム・ヨークはそれに対して、「ある国でライブを行うことが、その国の政権を支持していることにはならない」「例えば僕らは、ネタニヤフを支持していないのと同じくらいトランプも支持していないが、アメリカではツアーも行っている。それと同じこと」「音楽、アート、学問は、国境を超えるためのものであり、国境を作るためのものではない」と反論していた。
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