フィンチャー新作劇場予告編公開!レッド・ツェッペリンの”移民の歌”が使われているらしい

カット2月号に掲載したデヴィッド・フィンチャーのインタビューで彼が「俺にこういう映画(シリアル・キラー)を作れというのは、闘牛に赤い旗を振っているようなもの」、と語っていて、とにかく期待大のフィンチャー最新作『ミレニアム1ドラゴン・タトゥーの女』の映画化ですが、なんと、劇場予告編が、早くもスウェーデンとフランスで公開されたとのこと。

今週末には、その他の世界でも劇場予告編として流れるらしいで、みなさん週末はぜひ劇場に行きましょう!!!! 

それでも、見られなかった場合は、6月2日にはインターネット版が公開とのことなので、なんとか、我慢しましょう……。

すでに見たヨーロッパの方たったひとりのIMDbへのコメントが、現在アメリカ中を駆け巡っている状況で、それがデマだったら全員がっくり、なのですが、それによると、
http://www.imdb.com/title/tt1568346/board/thread/183228116?d=183228116&p=1#183228116

― フィンチャーが原作を思い切り変えてしまっているのでは、という不安はもう捨てていい。
― ルーニー・マーラのパンクルックがイマイチ過激ではないという批判があるが、それはこれを見ればどうでもいいことが分かる。
― ルーニー・マーラはスウェーデン版の女優と同じくこの予告編でもトップレスを見せている。
― 緊迫感が思い切り高い。
― レッド・ツェッペリンの”移民の歌”が流れる。

うおー。

この作品はフィンチャーの『ソーシャル・ネットワーク』で見事アカデミー賞を受賞したトレント・レズナーとアッティカス・ロスがサントラを手がけていますが、この”移民の歌”をトレントがリミックスしたりしたのか、またはそのまま流れるのかは不明。どちらにしても、フィンチャーは過去の作品から言っても、映画のみならず、予告編とそこで使う音楽が天才的に巧みなので、超超超期待!!!!!

とりあえず気持ちを落ち着けるために、
”移民の歌”の雄叫びを聴くか、
http://www.youtube.com/watch?v=c05E6kyHu8E

フィンチャーがカニエ・ウェスト、レディオヘッド、アーケイド・ファイアの曲を使った過去作の予告編を眺めるとしましょう。ちなみに、予告編の曲が映画本編で使われてなかった、と言っている方が割と多かったですが、この3曲はいずれも本編では使われていません。

レディオヘッド:
http://www.youtube.com/watch?v=lB95KLmpLR4

カニエ:
http://www.youtube.com/watch?v=Ppamk0iTCQ8&feature=related

アーケイド・ファイア:
http://www.youtube.com/watch?v=HpZGV_m0twg&feature=related

映画のサントラと言えば、話しはそれますが、もうひとり天才的に上手いのがダニー・ボイル。

彼が監督した『127時間』も間もなく日本で公開のはずです。シガー・ロスが流れますので、ぜひ!
http://127movie.jp/

ボイルが、最新号のカットに掲載のインタビューで、「僕が長年のキャリアで学んだことがあるとすると、それは映画の70%は、音楽で決まるということ」、と言っていて、それがかなりの衝撃でした。

で、そのテキストでも語っていますが、『127時間』では、彼がこんな天才と仕事したことないと豪語するA.R.Rahmanが、『スラムドッグ$ミリオネア』同様にサントラを手がけています。そして、そのA.R.Rahmanには、ミック・ジャガーも感動し、彼が結成したSuper Heavyにてコラボしています。

というわけで、長くなりましたが、週末に劇場に行ってフィンチャーの予告編を見たという方、レポートをお待ちしております!私もさっそく”The Tree of Life" を観て来ます。
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