ローリング・ストーン誌に対抗するオルタナ音楽誌としてアメリカでは第一線を走ってきたSPIN誌が創刊から26年、来年3月号から雑誌としては隔月になるそうだ。NY TIMESが報じている。
http://mediadecoder.blogs.nytimes.com/2011/10/05/a-new-schedule-and-new-feel-for-spin-magazine/
ただ雑誌のサイズとしては創刊から徐々に小さくなってきたのが、創刊時の大きさに戻るそうで、そのほうがより充実した長く読める記事を掲載できるから、ということ。また、オンラインでの記事はこれまで以上に力を入れて発信していくそうで、最近iPad用のアプリも開始したそう。
SPINの関係者によると、記事は雑誌とオンラインで同時に掲載していくが、どちらかというと主体はオンラインになるそうだ。
「オンラインではよりニュース的な情報を掲載するが、音楽というのは、もちろん即効性のあるニュースだけで伝えられるものではないので、雑誌のほうはより読み物的な、書籍的な内容になっていくと思う」と、SPINのブランドクリエイティブディレクターのDevin Pedzwaterは語っている。ってこの「ブランドクリエイティブディレクター」って肩書きが既に、外部の専門家を雇って建て直しにかかったということでしょうね……。
これまで月45万部を発行していたらしいが、隔月になると35万部の発行になるそうだ。
また、SPINは、6月に編集者と発行人を解雇。しかし組織内におけるその他の大きな変更はないと語っている。が、編集者と発行人を変えたっていうのが大きな変更じゃないのか?
まあ、とにかく暗い話題でした……。
SPINは、私もいつの間にか定期購読はしなくなったし、印象的にもあまり売れてない感じだった。しかし、それなのにロラパルーザなどのフェスになるとやたら羽振りのいいプレステントのスポンサーになっていたりして、これはなんだんだろう……とその時から思っていたけど、正に「ブランドクリエイタィブディレクター」がイメージ改善戦略を開始していたのかもしれない。
情報の早さとしては、インターネットどころか、隔週のローリング・ストーンにも大きく負けていたし、打ち出す特集も雑誌と同じようにどんどん薄くなっていた。また、ローリング・ストーンのオルタナという立場から言うと、例えばピッチフォークなどのインターネット媒体のほうが人気があるしで、立場がどんどんあやふやに。しかし、ここまでは、なんとかブランドのステイタスで生き延びてきたところはあったかもと思う。でも、そのブランドを活かしたネットでの勝負というのは、まだ開拓のしようがあるのではないかと思う。頑張ってもらいたいです……。