THE ORAL CIGARETTESのZeppワンマンは、何を教えてくれたか

THE ORAL CIGARETTESのZeppワンマンは、何を教えてくれたか
ワンマンツアーセミファイナル、Zepp DiverCity。
何を書いたらいいだろう。

晴れ舞台で、オーラルはライヴを完遂できなかった。
最初からコンディションがよくないなと思っていたら、序盤で拓也の喉が悲鳴をあげて、彼はついに歌えなくなってしまった。最近ずっと、調子がよくなかったのだという。

ステージを降り、拓也は楽屋に戻ってしまった。動揺するフロアをメンバーがMCでなんとか盛り立て、しばらくして彼は戻ってくることができた。でも、戻ってきた拓也はボロボロだった。ボロボロの心とボロボロの身体を引きずりながら、それでも拓也は必死に歌い続けた。

何度も聴いてきたはずの拓也の歌が、まるで別物みたいだった。見るからに辛そうで、でも見るからにギラギラしていた。
でも、拓也は最後の“エイミー”まで歌いきった。

最後まで歌ったから偉いとか、一度歌えなくなったのに戻ってきて立派とか、そんなことが言いたいわけではない。
でも、オーラルが死ぬ気でバンドをやっていることは痛いほど分かった。あきらやシゲやまさやんが、拓也のことを心から支えようとしていることも伝わった。お客さんも、この異常事態に、怒るでも呆れるでもなく、拓也の帰りを待ち続けていた。
オーラルはすごいバンドだと思った。

無理するな、と言いたいけど、ツアーファイナルもあるし、そのあとには夏フェスも待っている。拓也は歯を食いしばりながら歌うだろう。


……だめだ、とっちらかってしまってうまく書けないな。
最低のライヴで、だからこそ、オーラルが最高のロックバンドだということがはっきりと感じられた。

拓也、ひたちなかで待ってるよ。
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