列伝ツアー、ファイナル!

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KANA-BOON、キュウソネコカミ、go!go!vanillas、SHISHAMOの4組で全国を回ってきたツアーの集大成、オープニングアクトとして赤色のグリッターも参戦。がっつりツアーをやってきての今日なので盛り上がらんわけがないんだけど、やっぱり、すごくいい空気だった。

以下、各バンドを観ての感想です。

・赤色のグリッター(オープニングアクト)
末恐ろしいわ。何が末恐ろしいって、こないだ高校卒業したばっかなのに落ち着いて完成しているから、じゃなくて、結構な完成度のバンドなのに伸びしろが思いっきり見えるところ。化けるぞ。そしてたぶんすぐに新しいジェネレーションを背負うバンドになる。

・SHISHAMO
骨太なスリーピースロックが、朝子の歌声ひとつでポップに突き抜ける、そのマジックの連続。それにしても、バンドマンに憧れる女の子の歌を歌うガールズバンド、というねじれた構造の生々しさってじつはすごいと思うんだけど、あれを当たり前にやれるということがこのバンドの新しさだと思う。女子がバンドをやるということの意味が、たぶん上の世代と全然違う。

・go!go!vanillas
革ジャン着てシュッとしたロックンロールバンドがこんなに人懐っこくてお祭り好きでいいのか、いいんです。ロックンロールというすげえかっこいいおもちゃを見つけちゃって、テンション上がっちゃって、ほかのことがどうでもよくなって遊びまくっているという健全さ。だからロックンロールのスタイルに変なこだわりもないし、武器として完全に使いこなせている。観ていて気持ちよかった。

・キュウソネコカミ
もう何もいいません。何を求められているのかをしっかり理解し、それを期待以上のクオリティで提供する、サービス業の鑑みたいなバンドです、キュウソは。転換中のサウンドチェックからバリバリ盛り上げ、逆に本番はテレビで流れるからかトリのKANA-BOONに気を使ってかわりと(あくまでキュウソ基準で)ストイックに、でもキメるところはキメて、ヤマサキセイヤはブリッツの人波の上にしっかと立ち上がったのでした。

・KANA-BOON
ライブ観るのはCOUNTDOWN
JAPAN以来なんだけど、なんか今日のKANA-BOONは肩の力が抜けていてよかったなあ。観るときはいつもすごい気合いで、鮪や古賀なんか怒り肩になっているんだけど、今日はリラックスして楽しんでいるように見えた。ツアーの最後だからなのか、それともバンドとしてそういう場所に立ったのか。世代をリードするバンドとしての風格みたいなものが見えた。めしだのMCも余裕だった。

アンコールでは全バンド登場して、今日の日付に合わせてレミオロメンの“3月9日”を演奏。バックにはツアー中に撮った写真とか共演バンドへのメッセージとかが流れて、ほんとに卒業式みたいでよかった。実際、毎年このライヴ観るたびに思うけど、ここにはロックの希望しかないのだ。だって、キュウソのセイヤくんも言っていたけど、これが始まりなんだから。だからワクワクするし、たくさん発見があるし、力が湧いてくる。みなさん、日本のロックの未来はあいもかわらず明るいですぞ!
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