UVERworld、アニバーサリーツアー終盤にして8年連続のクリスマス武道館を駆け抜ける

UVERworld、アニバーサリーツアー終盤にして8年連続のクリスマス武道館を駆け抜ける

※ネタバレはしませんが、以下MCに触れています。閲覧にご注意を。

「勘違いしないでね。みんなと青春を共にしたUVERworldの曲を、否定するわけじゃないんだ。でも、やっと、俺たちの伝えたいこと、完成した音楽、その間にあるメッセージがうまく繋がって、面白くなってきたところなんだよ。こういう歴史を辿るようなライヴも、何年か経ったらまたやろう。でも、もう少しだけ、今の自分で勝負したいんだよ」。

そんなTAKUYA∞の言葉に、すべてが集約されていたのではないか。ただの楽しい懐メロライヴじゃない。6人は真剣そのものの表情で凄まじいサウンドの過去曲を放ちまくり、360°の大合唱が楽曲を高みへと運んだ。最後には、辛い経験をしたファンの声に真正面から応えてみせた。嘘だと思うなら、いずれCS放送やパッケージ作品で届けられるという今夜のライヴ映像を確認してみればいい。

UVERworldは、今回のアニバーサリーシーズンに入ってから多くのものを肯定しようとしてきた。ただ、過去を美化するのと、真に過去を肯定することはまったく違う。辛い経験もひっくるめて過去を肯定するには途方もないエネルギーが必要だ。彼らは今夜の武道館でそれをやった。最高のクリスマスだった。

後日アップのライヴレポートを書きます。ロングツアーを締め括る、12/30・31の福岡2デイズも素晴らしいライヴになるだろう。全力で楽しんでほしい。(小池宏和)
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