クリスマスに響く聖なる歌声。Kalafinaのアコースティックライヴを観た

クリスマスに響く聖なる歌声。Kalafinaのアコースティックライヴを観た

まさに歌の至宝。ストリングスとピアノというシンプルで揺るぎないアンサンブルと響き合うことで、唯一無二のKalafinaのハーモニーの輪郭と手触りをより確かに感じることのできる、最高の一夜だった。

12月22日大阪:ザ・シンフォニーホール、12月24・25日渋谷:Bunkamuraオーチャードホールで開催された「Christmas Premium LIVE 2015 “Kalafina with Strings”」。普段はパワフルなバンド編成とともに放射されるWakana/Keiko/Hikaruの歌を、ピアノとストリングス・カルテットというアコースティック編成で堪能する、クリスマスならではのスペシャルライヴ。最新アルバム『far on the water』収録曲から初期曲まで歴代名曲群に定番クリスマスソングを織り重ねながら、そのひとつひとつを至上のコーラスワーク越しに麗しく響かせてみせた。

時にやわらかな翼のように聴く者を包み込み、時に硬質な刃のように鋭く心に迫ってくるKalafinaの歌。卓越した表現のポテンシャルのみならず、持てるすべてを捧げて音楽の神秘に手を伸ばす3人の凜とした在り方が、真紅のドレスの佇まいと相俟って、深く強く胸に刻まれた。

アンコールの最後、「もうちょっとこの編成でやりたいなあって…その願いが叶いました!」(Keiko)と、このアコースティック編成で来年4月に新たにツアーを回ることを発表していたKalafina。28日には「COUNTDOWN JAPAN 15/16」MOON STAGEに出演!(高橋智樹)
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする