「“THE KINGS PLACE” LIVE」、新木場で豪華4マンを観た
2016.03.24 23:02
J-WAVE主催“THE KINGS PLACE” のライヴイベントも10回目。節目となる今回は新旧パーソナリティーの4組、KEYTALK、クリープハイプ、パスピエ、04 Limited Sazabysによる合同ライヴとなった。
対バン形式のライヴとなるとどうしても目当てのバンドがあって他のバンドのアクトは多少なりとも落ち着いて鑑賞するという風潮があるが、それが一切無かった。前から後ろまで全員が常に全力、オーディエンスの年齢層も若めということもあって、そのエネルギーに終始圧倒された。シンガロング、楽曲の振り付け、ハンズアップ、それら全てにおいて完璧にノリこなしていた。KEYTALKがアンコール時に演奏した楽曲なんて、今日ってそれを踊れないと入場許可されてないの?というくらいにフロアが一体化していた。
それもこれも、新旧と言えど今の日本のロックシーンを変わらず牽引するこの4バンドが集まれば当たり前なのだろうなと思える納得のアクトだった。各バンドのセットリストもキラーチューンを中心に新曲を織り交ぜた形式で全員が楽しめるようなものだったし、一瞬も下がらない会場のテンションがその減速知らずの勢いを物語っていた。
まさに「人気」という言葉の空間化。後日、改めてレポートします。(峯岸利恵)