THE YELLOW MONKEY×[Alexandros]@『MUSIC FAIR』、奇跡のロックスター響演を観た!

THE YELLOW MONKEY×[Alexandros]@『MUSIC FAIR』、奇跡のロックスター響演を観た!

THE YELLOW MONKEY&[Alexandros]出演の10/29フジテレビ『MUSIC FAIR』、観ましたか?
オンエア開始早々から鳴り渡ったのは、両バンドともメンバー全員(&THE YELLOW MONKEYサポートKey:鶴谷崇)の総勢9人編成で繰り出す“楽園”! アニー&サトヤスのドラム/ヒーセ&磯部のベース/エマ&白井のギターがひとつに響き合うゴージャスなアンサンブル。そして、ドラマチックなメロディを突き上げる吉井&洋平の熱い歌声。珠玉のアクトはさらにそのまま、吉井&洋平が肩を組み「おねえさん!」コールをキメてから“LOVE LOVE SHOW”へと流れ込んでいく――。
「ずっとファンでした」という洋平の万感の言葉や、「テレビの企画を超えたものがありましたよね」と2組の共演ライブを振り返る吉井のコメントからも、お互いのバンドにとってこの共演が特別な時間であることが伝わってくる。

番組内のエピソードトークでも、「両バンドともメンバーの血液型がA型&O型のみ、フロントマンの吉井&洋平がともにA型の鍋奉行タイプ」など終始盛り上がりまくっていたこの日のオンエア。
「最近では打ち上げは一次会で終わって、ホテルに帰ってからそれぞれの部屋でメンバー同士でグループLINE」というエマの話をきっかけとして、
洋平「どんなこと話すんですか? 反省会とかですか?」
吉井「ほとんど下ネタだよね。文字で打つといいんですよねえ、下ネタって(笑)」
洋平「うちは下ネタはそんなに話さないかな……あ、するか」
磯部「するよ。お前がするじゃん(笑)」
といった具合に他愛もない話を次々に転がしていく図も、観ていて妙に嬉しかった。

THE YELLOW MONKEYがストリングスチームとともに最新シングル“砂の塔”を、続けて[Alexandros]も11/9発売のニューアルバム『EXIST!』から“Feel like”を披露した後、「THE YELLOW MONKEYで一番好きな曲は?」と問われた[Alexandros]の4人がそれぞれ挙げていたのは“BURN”(洋平)、“JAM”(白井)、“MY WINDING ROAD”(サトヤス)、“SO YOUNG”(磯部)。
「中学3年生で帰国していじめられていた頃に助けてくれた曲」(洋平)、「今でも聴くと、高校2年でアメリカから帰ってきて馴染めなかった頃の匂いが蘇ってくる」(磯部)といった言葉は、THE YELLOW MONKEYの楽曲が[Alexandros]の青春時代に密接に寄り添っていたことを象徴している。

そして――この日のオンエアの最後を飾ったのは、まさに磯部が挙げた“SO YOUNG”だった。
「僕らは僕らなりに夢中で作ってた楽曲。僕らもちょうど、1年で113本っていう過酷なツアーが終わる頃にNYに行って……その時の空気がすごくあるので、それが伝わったのかなあって。音楽家同士で感じるものがあるのかなって」と感慨深げに当時を振り返る吉井の言葉。聴く者の悲しみもメランコリアも力強く咲き誇らせる歌とサウンド。曲の途中から吉井がギターを構えて、エマとともにアウトロで美しく響かせたツインリード――。
オンエア時点で“SO YOUNG”がTwitterのトレンド入りするほどの注目を集めていた今回の『MUSIC FAIR』。視聴者の期待度あふれる熱視線に、THE YELLOW MONKEYは至上の名演で真っ向から応えてみせた。世代を超えてロックスター2組がお互いのリスペクトを全開放し合ったひとときの、最高のフィナーレだった。(高橋智樹)
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