トラヴィスのバンドの魅力、楽曲の魅力、そしてライブの魅力は「エバー・グリーン」であることだとしばしば評される。しかし、ことライブにおいてはエバー・グリーンな楽曲&演出がばんばん披露される楽しさ、その安定感の一方で、毎回の彼らのコンディションを如実に反映した不可測な瞬間も同居しているのが何よりの醍醐味だと個人的には思うのだ。
つまり新旧トラヴィスの良いとこ取りのミクスチャー、というのが今回の彼らのライブの不可測部分だったと言える。それに対し、エバー・グリーンの部分は今回もまったくもって不変!“Where You Stand”でのフランの客席突入、“Magnificent Time”でのオーディエンスの一糸乱れぬダンスといったものが新・定番として定着したのが今回の来日だったと思うし、鉄板中の鉄板である旧・定番、“Flowers in the Window”のノー・マイク・アカペラや“Why Does It Always Rain on Me?”の大ホッピング大会で幕を下ろすエンディングはもちろん待ってました!のお約束だ。
そう、あなたが観たいトラヴィスと観たことのないトラヴィス、その両方が体験できるのが今回のツアーなのです。今日の東京公演は当日券も少し出るみたいなので、迷っている方はぜひ!(粉川しの)
公演の詳細は以下のサイトで御確認ください。
http://www.smash-jpn.com/live/?id=2558