レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロに見出されたこのバンド。
その縁でRATMのドラマー、ブラッド・ウィルクが加わることになったわけだが、トム自身がブラック・キーズと比較する彼らのロックンロールは、ヘヴィでブルージーでとにかく熱い。
ヴォーカルのデリラ・パスの迫力も半端ない。
もちろんトムが惚れてるだけに、メッセージ性も極めて強い。
現状に対するアンチテーゼとしてのロックンロール。
それこそRATMからスプリンスティーンからMC5からニール・ヤングの血統を見事に継承している、こういう強い必然性を持って鳴らされるロックは最近珍しいんで、かなり聴き応えがある。
Life, Liberty, and the Pursuit of Indian Blood
うん、かっこいい。
彼らのVEVOページで他の曲もチェックできるので、ぜひ。
https://www.youtube.com/channel/UCuaHnBSENAWcuDhdeRJBblQ
ちなみにアルバムのプロデューサーはこれまたトムの旧友ブレンダン・オブライエン(RATM、パール・ジャム)。
ブラッド、意外とユーモラスな方で、ちょっとシニカルになりつつも“政治活動としてのロック”、そして“バンド内での自分の役割=経験を積んだ親戚のオッサン”について熱く語ってくれました。(内田亮)