Alt-Jを昨日観た

Alt-Jを昨日観た

昨日、Alt-J、初の日本単独公演をO-EASTで観た。
アブストラクトでミニマルな表現をするバンドというのに、昨年リリースの最新作『ディス・イズ・オール・ユアーズ』が10カ国でトップ10入りしたり(http://ro69.jp/blog/rockinon/110988)、アメリカではなんと3月にマディソン・スクエア・ガーデンでライヴをやったり、とにかく破格な成功を収めているわけだが、その理由がよくわかるライヴだった。
意外にもフィジカルでハードで、しかもスケール感がとてつもないのである。
それはひとえに、トムの力強いドラムの存在が大きい。
デイヴ・グロールを彷彿とさせるブラック・レザーの手袋をはめたトムのドラムは、まるでAC/DCにあわせて叩いてるのかと思えるほどパワフルでラウド。
でも不思議に、それによりジョーが奏でる繊細なメロディと、ガスが紡ぐアンビエントなサウンドが、とてつもない肉体性を帯びる様子は圧巻だった。
O-EASTのようなライヴハウスで彼らを観れたのは、今となってホントに特別な体験だったが、これだったら2万人収容のマディソン・スクエア・ガーデンでもぜひ観てみたい。
そう思わせるライヴだった。(内田亮)
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