こ、これはすごい! パンク40周年にふさわしい嬉しいプレゼントだ。
〝アナーキー・イン・ザ・UK〟をリリースした1976年、セックス・ピストルズの伝説に残る4つのライヴが、アビーロード・スタジオでリマスターされ、CD/アナログ4枚組でリリースされる!
その名も、『セックス・ピストルズ/ライヴ’76』、8月19日世界同時発売。
ディスク 1には、6月4日、マンチェスター/レッサー・フリー・トレイド・ホールでのライヴを収録。
バズコックスのピート・シェリーとハワード・ディヴォードが主催し、会場には客としてジョイ・ディヴジョン/
ニュー・オーダーのメンバーや、モリッシー、マーク・E・スミス(ザ・フォール)、トニー・ウィルソンらの姿もあったというロックの歴史に残るライヴ。
トニー・ウィルソンの回顧録的映画『24アワー・パーティ・ピープル』でもライヴ・シーンが描かれていた。
ちなみにこのライヴを目撃したモリッシー(17歳)がNMEに投降しレヴューは、以前「ロンドン通信」でも紹介されていた。モリッシー、さすが…。17歳からまったくブレてない。
http://ro69.jp/blog/kojima/85793
フッテージ動画はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=lWm30kLeamo
ディスク2は、8月29日、イズリントン/スクリーン・オン・ザ・グリーンでのライヴ。
サポート・アクトをザ・クラッシュとバズコックスが務めている。バンドを観に来たジャーナリストやレコード会社の関係者らは、会場から締め出されたと言われている。
ディスク 3は、9月17日、チェルムスフォード/HMプリズン、有名な凶悪犯罪者用刑務所でのライヴ。
マルコム・マクラーレンの提案で実現し、ジョン・ライドンの自伝にもこの時のエピソードが語られている。今回の4公演のうち、唯一公式にレコーディングされた音源。
ディスク 4は、9月25日、バートン・オン・トレント/76クラブ。ブートレッグでは出回っている音源だが、公式リリースは初。
「1976年」をリアル体験できる作品となりそうで楽しみだが、
当時の時代の空気をドキュメントしたパンク表紙巻頭特集の7月号も、まだの方はぜひ読んでほしい。
そして、一緒に発売を待ちましょう。
(あ、ちなみにRO本誌表紙はシド・ヴィシャスですが、76年ライヴで演奏しているのはもちろんグレン・マトロックです、念のため)
収録曲は下記にて。(井上貴子)
CD 1 1976/6/4 : Lesser Free Trade Hall, Manchester*
1.ディド・ユー・ノーロング
2.ノー・リップ
3.セヴンティーン
4.ステッピング・ストーン
5.ニューヨーク
6.ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・アバウト・イット
7.サブミッション
8.サテライト
9.分かってたまるか
10.ノー・ファン
11.サブスティチュート
12.プリティ・ヴェイカント
13.怒りの日
CD 2 1976/8/28 : Screen on the Green, Islington
1.アナーキー・イン・ザ・UK
2.アイ・ウォナ・ビー・ミー
3.セヴンティーン
4.ニューヨーク
5. ノー・リップ
6.ステッピング・ストーン
7.サテライト
8.サブミッション
9.ライアー
10.分かってたまるか
11.サブスティチュート
12.プリティ・ヴェイカント
13.怒りの日
14.ディド・ユー・ノー・ロング
15.ノー・ファン
CD 3 1976/9/17 : HM Prison, Chelmsford
1.アナーキー・イン・ザ・UK
2.アイ・ウォナ・ビー・ミー
3.セヴンティーン
4.ニューヨーク
5.ノー・リップ
6.ステッピング・ストーン
7.サテライト
8.サブミッション
9.ライアー
10.分かってたまるか
11.サブスティチュート
12.ノー・ファン
13.プリティ・ヴェイカント
14.アナーキー・イン・ザ・UK(アンコール)
15. ディド・ユー・ノー・ロング
CD 4 1976/9/25 : 76 Club, Burton on Trent
1.アナーキー・イン・ザ・UK
2.アイ・ウォナ・ビー・ミー
3.セヴンティーン
4.ニューヨーク
5.ノー・リップ
6.ステッピング・ストーン
7.サテライト
8.サブミッション
9.ライアー
10.サブスティチュート
11.分かってたまるか
12. ノー・ファン
13.プリティ・ヴェイカント
14.怒りの日
ピストルズのすごいボックスが出る!! 76年の伝説ライヴ4公演を、アビー・ロードでリマスタリング!
2016.06.03 22:31