パティ・スミスとフィリップ・グラス、夢の共演はいよいよ明日!@THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ

パティ・スミスとフィリップ・グラス、夢の共演はいよいよ明日!@THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ
こんなスペシャルな公演が日本で観れるなんて幸せすぎる!
海外でも限られた場所でしか行われず、しかも公演はすべてソールドアウト。明日、すみだホールで行われる2回公演は、本当に貴重な時間になるはずだ。

フィリップ・グラス御大のピアノ演奏にのってパティ・スミスがギンズバーグや自身の詩を朗読…
しかも日本だけの企画として、村上春樹、柴田元幸らが訳詞を手掛け、それがギンズバーグの写真ともにスクリーンに映しだされるという。

また、パティの娘ジェシー・スミスと、チベットの音楽家テンジン・チョーギャル(ローリー・アンダーソンとのプロジェクトでも知られる)も来日し、オープニングアクト出演も決まった。

フィリップとパティは、今年生誕90周年を迎えるアレン・ギンズバーグと生前、深い親交を持っていたという。
ニュージャージー出身、ニューヨークを代表する詩人、そして何より「個人の行動や創造が、文学や音楽を通じて力となり、社会を変えていく」体現者という意味で、パティ・スミスは多くの共通点を持つ。

ギンズバーグはボブ・ディラン、ジョン・レノン、ジョニー・デップ、ジョー・ストラマーといった、彼を敬愛する多様なアーティストとも交流を持っていたという。開かれた人だったのだろう。

1988年、京大西部講堂で行われた、「『HOWL 』アレン・ギンズバーグ/ナナオ・サカキ」という朗読会に参加したことがある。
天才・奇才というオーラというよりも、ひとりひとりに向かって深く言葉を届けていくような静かな凄みを感じたのを記憶している。

余談だが、近年ではギンズバーグの学生時代を描いた映画『キル・ユア・ダーリン』で、『ハリー・ポッター』でお馴染みダニエル・ラドクリフが、かなり異色なギンズバーグを演じていてびっくりした(しかも相手役は デイン・デハーン)。
ケルアックの『路上』を映化した『オン・ザ・ロード』(こちらは、アントン・コービン監督『コントロール』の主役イアン・カーティス役でデビューしたサム・ライリーが主演)では、ギンズバーグをモデルにしたカーロ・マルクスという登場人物を、トム・スターリッジが演じていた。


パティ・スミスは、来週6月7日(東京)、9日(大阪)、レニー・ケイ(G)、娘のジェシーとともに、ビルボードライヴで単独公演を行う。こうしたプライヴェート感溢れるアコースティック・セッションは、日本では初めてなので、こちらもとても楽しみだ。(井上貴子)

http://www.parco-play.com/web/program/poetspeaks/
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=10026&shop=1
パティ・スミスとフィリップ・グラス、夢の共演はいよいよ明日!@THE POET SPEAKS ギンズバーグへのオマージュ
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