アヴリル・ラヴィーン、完璧なポップ・パンク回帰作“Bite Me”リリース。デビュー20周年の2022年、新作ALリリース&ツアー再開とともに「アヴリル新時代」がやってくる!

アヴリル・ラヴィーン、完璧なポップ・パンク回帰作“Bite Me”リリース。デビュー20周年の2022年、新作ALリリース&ツアー再開とともに「アヴリル新時代」がやってくる!  - rockin'on 2022年1月号 中面rockin'on 2022年1月号 中面

アヴリル・ラヴィーンが、完璧と言えるような完成度のポップ・パンク・ソング“Bite Me”を発表した! ギター・サウンドも思い切り弾けているし、トラヴィス・バーカーによるドラムも全開。カナダのラジオ番組“Kevan Kenney”で語っていたが、この曲は、失恋と傷心がもとで書き始めたもので、「自分の価値を知ることについて。酷い男に2度目のチャンスをあげるのは時間の無駄。自分のために立ち上がるアンセム」なのだそうだ。

2007年の『ベスト・ダム・シング』以来のポップ・パンク回帰作となるが、“ガールフレンド”的な軽快さと、ヘヴィさが絶妙に混じり合った曲だ。「ヘヴィさは、ギターから来ていると思う。それはゴールドフィンガーのジョン・フェルドマンもプロデューサーの1人であるおかげ」。

実はアルバムも完成済みで、年明け早々に出ると語っていたが、なんと「全編で生ドラムが鳴り、エレクトリック・ギターも弾きたいだけ弾き倒した」と。つまり、出し惜しみないポップ・パンク復活作になる。マネージャーもレーベルもなくて作り始めた今作だが、「ここ数作では、レコード会社から『今は誰もギターを弾いてないから、ギターを弾いてはダメ』と言われた。だけど今は音楽的に何をやってもいい時代が巡ってきたように思うし、エモ・ミュージックとかパンク・ミュージックが再評価されているような気がする」と語っていた。

ビリー・アイリッシュから、スネイル・メイルまで今活躍するアーティストがこぞってアヴリルに多大なる影響を受けたこととも関係していると思う。さらに、今のポップ・パンク・シーンの中心人物であるトラヴィス・バーカーから連絡があり、彼がプロデュースし、彼のレーベルから発売が決まった。全てが完璧なタイミングだったのだと思う。

「去年11月にアルバムを作り始めたきっかけは、失恋とか傷心を経験して、もう愛には、懲り懲りと思っていたこと。これまでは自分のパーソナルなことについてはあまり書かないようにしてきたけど、今回は心を開いて作った。しかも作っている間に恋に落ちたから、(プロデューサーの1人である)モッド・サンとの新たな恋愛関係についても描かれている」。

好きな友達と作ったという今作には、マシン・ガン・ケリーとのコラボ曲もあるそうだ。2022 年はデビューから20周年。ツアーも再開するし、彼女自身が自分の「新時代」の幕開けと語る今作を楽しみに待とう! (中村明美)



アヴリル・ラヴィーンの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』1月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

アヴリル・ラヴィーン、完璧なポップ・パンク回帰作“Bite Me”リリース。デビュー20周年の2022年、新作ALリリース&ツアー再開とともに「アヴリル新時代」がやってくる!

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