ビリー・アイリッシュ、ついに来日決定! 21世紀を代表するポップアイコンの貴重なパフォーマンスを見逃すな

ビリー・アイリッシュ、ついに来日決定!  21世紀を代表するポップアイコンの貴重なパフォーマンスを見逃すな - rockin'on 2022年8月号 中面rockin'on 2022年8月号 中面

ついに、念願のビリー・アイリッシュ単独初来日が実現する。2020年9月の来日は仕方ないとは言えパンデミックでキャンセルとなり、悲しい思いをした人たちも多かったのではないだろうか。それが2年越しで8月26日有明アリーナにて実現することになった。思っていたより早くきてくれて何より嬉しい。というのも、彼女は一瞬にして世界を上り詰めてしまったから。

グラミー賞では最年少で主要4部門を受賞した後、ボンド映画の主題歌“ノー・タイム・トゥ・ダイ”を発表し、その曲でアカデミー賞も受賞。2021年7月には2枚目『ハピアー・ザン・エヴァー』を発表し、去年は米フェスでいきなりヘッドライナー。今年は米、欧州など単独世界ツアーが再開し、3年ぶりに開催のコーチェラとグラストンベリーでは史上最年少のヘッドライナーとなり、ここに立つために生まれてきたと言わんばかりの自然さで、しかし圧巻にして感動のライブをやってのけたばかりだ。

つまり、こんなに早く来日が実現したので、日本のファンも彼女が頂点を極めたその瞬間を世界と一緒に目撃できるということ。さらに嬉しいのは、このツアーが、世界的に大ブレイクをした2019年のツアーの2.0バージョンであること。全体のコンセプトはその時と同じで、その豪華版が観られる。ただ驚くと思うけど、メインストリームの頂点に立つアーティストにしては、ド派手な演出で盛り上げ続けるものではなくて、あくまで彼女の才能やカリスマ性こそが主役で、それを思う存分体感し熱狂し続けるものである。

そこに彼女独自のあり方を感じるし、さらにグラストンベリーで初のヘッドライナーを飾った時は、米最高裁の中絶に関する判決への失望を表明していたけど、彼女が今ここにいる宿命や世界を牽引しようとする救世主的な姿、いかに21世紀を代表する存在なのかまでも実感すると思う。時間が空いたおかげでアルバムもみんな聴き込んでいると思うし、フェスのヘッドライナーを飾る彼女を日本では1万5000人キャパで観られるなんてラッキーすぎる。

唯一心配なのは、世界では始まりから終わりまで大絶叫、大合唱のライブをしていること。日本の規定が少しでも改善していますように(祈)。しかし、この号の発売からたった50日しか待たなくていい。この2年間の思いを全て炸裂させて欲しい! (中村明美)



ビリー・アイリッシュの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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