現在発売中のロッキング・オン4月号では、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日ライブレポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文=高見展
19年のサマーソニック以来となるレッド・ホット・チリ・ペッパーズの来日公演。もちろん、前回はジョン・フルシアンテが不在で、ギタリストはジョシュ・クリングホッファーだった。実はジョシュの在籍歴は意外と長く、来日公演でいうと11年のサマーソニック出演までに遡る。
そしてジョン・フルシアンテの最後の来日は07年にステイディアム・アーケイディアム・ツアーでの公演が最後となるので、ジョンを含んだラインナップでは16年ぶりということになる。そのジョンとチリ・ペッパーズのライブを16年ぶりに目撃して実感したのが、かくも長き不在というものだった。今、目の前で観ているこの興奮を自分はずっと忘れていたのだと、あらためて衝撃的な体験となった。
そのことはライブののっけから見せつけられることになった。SEが流れた後、銅鑼が鳴らされると、チャド・スミス、フリー、ジョンが登場し、チャドのドラムを合図に3人によるフリージャムセッションがごくごくカジュアルに始められる。
しかし、数分後には異常なボルテージを発する演奏へと化していく。それはもちろん、ジョンの演奏のせいだ。結局、レッチリの魅力はこのフリーキーな演奏とケミストリーだったとあらためて思い出される瞬間で、いきなり興奮のるつぼへと叩き落されていく。(以下、本誌記事へ続く)
レッド・ホット・チリ・ペッパーズの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』4月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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