別に、ホワイトを揺るがした重量級シリーズというわけじゃないけど、次はプレスエリアで快く撮影に応じてくれたゴシップ。
思ったよりベスはかわいく、思ったよりハンナは男前でした。
そして、初日のホワイトで見せたライヴも最高。
新作『ア・ジョイフル・ノイズ』が“脱バンド”サウンドだったんで、ライヴはどうなるかと思ったけど、完全にロックしていた。
そして、それをグイグイ引っぱるのは、やはりベス。
歌唱力も半端ないわけだが、この人もファックト・アップのダミアン同様に、とにかく曲と曲の間でイチイチ笑わせてくれた。
「チョーアツーイ」を連発したり、いきなり“I wanna be adored”と歌いだしたり、やたらとスタッフにレッドブル割りのウィスキーをお願いしたり、自分の胸を揉んでみたり……。
特に新作の曲はビートがアッパーでわかりやすいんで、ホワイトに集まった客もかなりヒートアップしていた。
ジャック・ホワイトを観るために途中で諦めたファックト・アップと同様に、ゴシップのライヴもビーディ・アイを観るために途中で諦めたけど、両方とも最後まで観たかった。
これこそフェスの辛さ。(内田亮)