本日、テンプルズのデビュー作『サン・ストラクチャーズ』が発売された。
UKミッドランド出身の新人バンドだが、その実力はすでにリリースされているシングル”シェルター・ソング”や”メズマライズ”で実証済み。
サイケ、サイケ、とどうしても形容されてしまうサウンドで、実際にビートルズ、バーズ、フロイドを彷彿とさせる60、70年代のサイケ・サウンドを思い切りレトロスペクティヴに再現させてはいるんだけど、あくまでそれは極上ポップ・チューンを作るための材料でしかない。
そして、そこがテンプルズの素晴らしいとこ。
当時はLSDなどの幻覚剤と切り離せないサイケデリック・サウンドだが、テンプルズに自己陶酔は皆無。
流麗で豊潤な調べに、もろスウィンギン・ロンドンな躍動感あるビートで彩られた今作は、ただただ聴かせる珠玉のポップ・ソングが連発されるのみ。
実に聴き応えが清々しいアルバムであるんで、ぜひ、聴いて欲しい。
SMASHのサイトによれば(http://smash-jpn.com)、近いうちに単独公演も発表されるそうだし。
現在発売中のロッキング・オン3月号にジェームズ(Vo/G)とアダム(Key)のインタヴューを掲載しているので、そちらもどうぞ。
自分が書いたディスクレビューも載ってます!(内田亮)
テンプルズ『サン・ストラクチャーズ』、本日発売!
2014.02.05 16:26