「アベノミクス」の金融緩和は、デフレ脱却への道筋とはならない

「アベノミクス」の金融緩和は、デフレ脱却への道筋とはならない

SIGHT最新号、「原発推進、憲法改正、バラマキ予算。日本が失うもの・
壊れるもの」というテーマで、安倍自民党政権の政策を、
憲法改正・エネルギー問題・外交などの各方面から徹底検証した特集を組んでいます。
上の発言は、その中で「経済」というテーマでお話をうかがった、
小野善康先生(大阪大学フェロー)のロング・インタヴューの中のものです。
つまり、今、自民党政権が打った手の中で、もっとも早くその効果が表れた、
というように報じられている「アベノミクス」の実態はどういうものなのか。
というか、そもそも実態があるのか? ということに迫るテキストです。
そこで小野先生が、どのような話をされているのか、いくつか抜粋してご紹介します。


・今、円安が進んで株価が上がっている、つまり景気回復している
ことは、アベノミクスの効果ではない。

・「あなたはインフレが起こると思っていますか?」
「あなたは、買い物を増やしますか?」
このふたつがなければ、金融緩和の効果なんてない。

・公共事業を増やすのは、実行したほうがいい。ただし、意味のない
公共事業はダメだし、必需品もダメ。じゃあ何ならいいかというと……。

・雇用問題に関して深刻なのは、働ける人と働けない人の格差の問題。


とにかく、読めば納得です。ぜひご一読を。詳しくはこちらを。http://ro69.jp/product/magazine/detail/80029

(兵庫慎司)
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