アーティスト

    back numberのさいたまスーパーアリーナ公演を観た

    back numberのさいたまスーパーアリーナ公演を観た
    もうむせ返るほど、恋愛のさまざまなシーンや心情や物語に向き合わされるライブだ。
    こんなライブ、他にない。しかもさいたまスーパーアリーナのサイズで。
    普通じゃない。
    今更言うまでもないことかもしれないけど。

    しかも練りに練った、磨きに磨いた楽曲ばかりだから、恋愛の物語や感情が心に入ってくるその濃さと密度が半端ない。
    だから女の子は聴いてて泣いてしまうんだけど、僕のようなおっさんは泣けないだけにだんだん体が変質してくる。
    誰かのことを思ってばかりいる恋愛体質に変わってくる。
    そして10代や20代の時はそれが日常だったことを生々しく思い出した。

    あくまでも「バンドのライブ」として客観的に観に来た僕のような50代のおっさんすら恋愛の当事者感覚に引きずり込んでしまう、清水依与吏の曲の力はものすごい。

    このベスト・アルバムのツアーはこれまでのback numberの集大成と言ってもいいだろう。
    これを終えて、次にどこへ向かうのか、何を歌うのかが非常に楽しみ。



    照明、映像、ステージのセットのデザインが非常に美しいライブだった。
    いいチームで作られているのがわかる。
    山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
    公式SNSアカウントをフォローする
    フォローする
    音楽WEBメディア rockin’on.com
    邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
    洋楽誌 rockin’on