40周年アニバーサリーを世界中の熱狂の中で迎えているTOTO、武道館に降臨! 充実の来日公演をレポート

40周年アニバーサリーを世界中の熱狂の中で迎えているTOTO、武道館に降臨! 充実の来日公演をレポート - pic by Masanori Doipic by Masanori Doi

武道館最上段の立ち見席まで売り切れ(!)というTOTO、3年ぶり、通算17回目の来日公演。そんな超々満員の会場で賛同者がどれだけいるかわからないが、個人的にはウィーザーの“Africa”でやたらと盛り上がっていた(『ティール・アルバム』、最高!)。昨年のヨーロッパ公演では披露していたウィーザー・カバー“Hash Pipe”は聴けなかったものの、2月号のインタビューでスティーヴ・ルカサーも言っていた黄金時代のような熱狂を反映した素晴らしいライブがくり広げられた。

定刻5分押しでメンバーが登場。最新曲“Devil's Tower”で幕を開けるが、これは今回のツアー、ライブに対するグループからのメッセージでもある。80年代、ジェフ&マイク・ポーカロ等が存命だった時代に残していた音に現在のグループが手を加えて完成させたもので(後半のメンバー紹介では二人の名も挙げていた)、まさに40周年という特別な時を象徴するナンバー。熱心なオーディエンスがその意図を受け止め、オープニングから熱気が膨らむが、そこに炎をぶち込むのがデビュー・アルバムからの初ヒット“Hold The Line”で、この2曲だけで会場全体の一体感が飛躍的に高まり、“Rosanna”まで一気に突き進む。死ぬほど巧い人たちが、リラックスした音を紡ぎ出し、決してルーズに流れることなく、彼らが言うところのパーティ感を隅々にまで広げてくれ何とも気持ちいい。武道館ってこんな音が良かったっけか。

デヴィッド・ペイチ(Key)の不参加は残念だったが、ボーカルのジョセフ・ウィリアムスを始めバンドの好調を頷かせる充実ぶりで、ステージ上にはシンプルに機材だけ、ルカサーとジョセフが動き回る程度で何の演出もなければ、スクリーンもないのだが、それだけ音楽に集中してくれ!、させることが出来るぜ!、との自信が伝わってくる。

40周年アニバーサリーを世界中の熱狂の中で迎えているTOTO、武道館に降臨! 充実の来日公演をレポート - pic by Masanori Doipic by Masanori Doi

中盤、クールダウンさせたのが“Georgy Porgy”で始まるアコースティック・セットで、スティーヴ・ポーカロが紹介してマイケル・ジャクソンが取り上げた“Human Nature”をやったり、ルカサーによるバラード“I'll Be Over You”後半での携帯のライトの海にはメンバーたちも感激するなど印象的だ。

後半の聞きものは、なんと言ってもインストの大作“Dune”、そしてルカサーが最初のギター・ヒーローだったと紹介してのザ・ビートルズ・ナンバー“While My Guitar Gently Weeps”と続くあたりで、とくに鮮やかにルカサー流にギター・ソロ・パートを展開させる後半部分では観客も携帯のライトを合わせて一体感を高めた。

センチメンタルな気分と高揚感が混ざり合う中でぶつけられるのが、必殺“Africa”で、冒頭でも触れたような、ひと味違った形で世界中の音楽ファンに改めて届いているナンバーが、暖かかったこの日の東京にふさわしいハートウォームな空気を作り上げていた。

満腹感に満ちた中でのアンコールは『ザ・セブンス・ワン~第7の剣~』('88)からの力強い“Home of the Brave”で、充実感いっぱいのライブ・ショーをみごと締めくくった。(大鷹俊一)

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