グリーン・デイ、ビリー・ジョーのインスタグラムが愛に溢れてる!フードバンクへの支援、そして思案の末に辿り着いた「No Fun Mondays」。やっぱり、ファンで良かった!!!

グリーン・デイ、ビリー・ジョーのインスタグラムが愛に溢れてる!フードバンクへの支援、そして思案の末に辿り着いた「No Fun Mondays」。やっぱり、ファンで良かった!!!

カリフォルニア州を始め、全米各地でロックダウンが始まってから、友人や家族、知らない人、それからアーティストの言動で、その人の本当の人柄が以前よりもよく見えるようになった。非常時に人がどんな行動に出るかは、見ていて非常に興味深い。自分自身もかなり大変な時に心配して連絡をくれる友人には改めて愛を感じるし、好きなアーティストがファンを思いやった行動に出てくれると、単純に嬉しい。この時期に見えたこと、感じたことを、私はずっと忘れないだろう。

グリーン・デイのビリー・ジョー・アームストロングは、もう何年も前から「ツイッターは嫌いだけど、インスタグラムは楽しいから好きだよ」と色々な取材で語っていた。それで私もフォローするようになったのだけれど、彼のインスタグラムの投稿は、笑顔になる楽しい写真やビデオで溢れている。


彼のインスタをすでにフォローしていた人は、2018年に、ビリー・アイリッシュが名前入りのバンダナを頭に巻いている写真と共に「このヘッドバンド、どうすれば手に入るかな?」と彼が投稿し、数日後、そのバンダナを誇らしげに着けている写真を投稿していたのを覚えていることだろう。その約1年後にビリー・ジョーはビリーのコンサートに出向いて彼女に会い、10月には『ローリング・ストーン』で対談をする仲になった。

現在、ビリー・ジョーのフォロワー数は245万人。彼のインスタの人気は、グリーン・デイの人気もさることながら、彼自身の人としての魅力のおかげであると私は思う。ビリーは自分も楽しみつつ、見る人を楽しませようという目的で投稿をしていて、ファンのコメントに返事をしてくれることもある。そういう部分が人気の秘密だろうと思っていたが、このロックダウンで、さらにその人柄が伝わってくるものになった。

新型コロナウイルスが感染拡大を続けるなか、ビリーがインスタで初めて隔離について言及したのは、3月14日だ。


「ソーシャル・ディスタンスの最中で何か読み物が必要? だったら@altpress を読んで……いや、マジな話、みんなが健康でいることを願ってる。俺達は一緒にこれを乗り切るよ……みんなにありったけの愛を」


この投稿だけだったら「やっぱりビリーいい人だー(涙)」で終わる話なのだが、ビリーの愛はここから倍増していく。同じ日に彼は、次の投稿をした。


「ハロー皆さん……ソーシャル・ディスタンスで家に閉じ込められてる気分? ならグリーン・デイの曲をカバーしてくれたら、俺が載せるよ。🖤🖤俺をタグしてね! 60秒以下でよろしく!」


昔からビリーはファンがグリーン・デイの曲をカバーする映像をたまにインスタに上げていて、ファン思いの行為だなと思っていたけれど、この日の彼は29本ものカバー映像を次々にアップ。翌15日も7本の映像をアップした。フォロワーは他のファンのカバー曲を見るだけでなく、コメント欄で色々と言い合って楽しんでいる。「類は友を呼ぶ」の典型的なお手本ではないかと思うのだが、彼のインスタ上でネガティブなコメントをしている人を私は見たことがない。

3月19日にビリーは、「隔離中にまとめて見るのにオススメのロックンロール・ドキュメンタリー」のリストをアップ。


それから彼が暮らすカリフォルニア州で外出禁止令が発令となった3月20日には、ジャーナリストのジャッド・レガムの「今スーパーマーケットで働いている人々は全員、ファッキン・ヒーローだ」というツイートを転載し、「ありがとう#感謝」とコメント。

そして3月23日には、こんな投稿をした。


「親愛なる友人達へ
俺達みんなが隔離中の間、俺は自分の人生で一番大事なことについて熟考してた。家族、友人達、そしてもちろん、音楽について。俺の寝室で、@tommyjamesandtheshondellsの“I Think We're Alone Now”のカバーをレコーディングしたんだ。この期間を孤立して過ごさなきゃならないなら、少なくともみんなで一緒に一人になれたらと思ってね」


そしてインスタの自己紹介欄に、このビデオが見られるグリーン・デイのYouTubeチャンネルのリンクを掲載。ビリーらしいユーモアが込められた選曲だった。

3月24日には、3月29日にFOXチャンネルで生放送されたiHeart LIVING ROOM CONCERT FOR AMERICAの撮影を終えたことを告知。ちなみにこのチャリティー番組は現在YouTubeで視聴可能だが、ビリーは自宅で「君たちのために演奏できて光栄だよ」と短めの挨拶をした後、ギターを手に“Boulevard of Broken Dreams”を披露してくれた。


3月25日は彼の愛犬の思わず笑顔にさせられるビデオ(BGMは映画『The Gentlemen』のサウンドトラックに収録されたバグジー・マローンの“Boxes Of Bush”)を挟んでガス抜きをしつつ、3月26日は真面目にフードバンクのチャリティーの告知。

「俺達は、前代未聞の時を生きてる。今こそ、できる限りを尽くしてお互いを助ける時だ。フードバンク(食料を無償で提供する活動を行う団体)がかつてない支援を必要としているから、今日、俺達は@FeedingAmerica + @CharityStarsに協力する。食材の支援が必要な人達は、http://charitystars.com/FeedTheNeedにアクセスして欲しい。助けられる人達も、同じリンクに行って下さい。俺達全員が、この困難を一緒に経験しているんだ。#FeedTheNeed」


この間、ビリーは毎日ずっと、どうしたら皆の力になれるかを思案していたのだろうと思う。そして最終的に彼が出した結論が、3月30日の次の投稿だ。


「No Fun Mondaysにようこそ。俺達が外の世界に戻れるまで、毎週カバー曲をリリースしていくよ。今週の曲は、ジョニー・サンダースの“You Can't Put Your Arms Around a Memory”」


この曲は、前回のカバーと同様、YouTubeのグリーン・デイの公式チャンネルにアップされている。ちなみに「No Fun Mondays(楽しみがない月曜日)」というのは、「Sunday Funday(楽しい日曜日)」というアメリカ人なら誰もが知っている言い回しをもじったものだ。

私はこの一連のインスタグラムの投稿を見ながら、「四半世紀以上、グリーン・デイを追いかけてきて本当に良かった」と、心から思う日々を過ごしている。グリーン・デイの8年ぶりの来日公演が延期になってがっかりしていたファンも多いことと思うが、これから続く毎週月曜日(日本時間は日曜日)のビリー・ジョーのカバー曲の数々を、ぜひチェックしてみて欲しい。(鈴木美穂)
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