夏のコヒカン大噴火ついに実現!?

コヒード・アンド・カンブリア『イヤー・オヴ・ザ・ブラック・レインボウ』
2010年04月07日発売
ALBUM
コヒード・アンド・カンブリア イヤー・オヴ・ザ・ブラック・レインボウ
「終末世界を救うコヒード・アンド・カンブリア夫婦のSF冒険譚をアルバム5枚がかりで描く」「前作=4thが最終章、5枚目は物語の始まり」というソングライター=クラウディオの予告通り、その過剰で壮大で荘厳な世界観をそのまま音像化したロック・スペクタクルの序章にあたる3年ぶり5thアルバムを(レーベル移籍をものともせず)ついに完成させたコヒカン。「序章」とはいっても、サウンドの破壊力と衝撃は確実に過去最高――なのだが、8年がかりで過去4作をコンプリートしている人は日本では超希少種のはずなので、まずは今作の“ガンズ・オブ・サマー”の凄絶なエモーション大噴火や、目映い轟音の銀河が押し寄せる7分半の最終曲“ザ・ブラック・レインボウ”の、エモもメタルもハードコアも置き去りにした音の宇宙に存分にやられていただきたい。で、サマソニ第1弾で来日発表されたにもかかわらず見出しに「!?」をつけたのは、05年のフジでマイケル(B)のドラッグ歴のため来日できず出演キャンセルになった(08年単独来日も結局マイケル抜き)せいだ。早く日本の夏フェスであの激烈ロック・パノラマを炸裂させてくれ!(高橋智樹)
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