デンジャー・マウスは00年代の10年間で、もっともスリリングで革新的な成果を上げてきたプロデューサーである。そんな彼がイタリアの作曲家ダニエル・ルッピと組んで5年の歳月を費やし、「架空のマカロニ・ウエス…
このシングルはすごい。メロディもリフも歌詞もバンドアンサンブルも、どこを切っても9ミリ節全開なのだが、その一つ一つがびっくりするほどソリッドに研ぎ澄まされ、パワフルな爆発力を放っているのだ。ズクズク…
2010年7月24日に英国のスタジアムでおこなわれたプロディジー主催の大型イヴェント『ウォリアーズ・ダンス・フェスト』を中心に、世界各地でのライヴ・フッテージ等を集めたDVD&CD。『ウォリアーズ~』は65000人を…
2年ぶりの新作は、「真夜中」がテーマ。ツアー中に宿泊したホテルの部屋で深夜に書いた楽曲を集めたものだ。ここのところメインの作風となっていた、かの大ヒット“ポルセリン”を思わせるメランコリズムを改めて…
対のコンセプトを持った『ザ・ステージ・ネイムス』(2007年)、『ザ・スタンド・インズ』(2008年)の2年連続リリースから3年、オッカーヴィル・リヴァーの新作は久々に、それこそ『ブラック・シープ・ボーイ』以…
リトル・フレイムスやラスト・シャドウ・パペッツでの活動を経て、「UKロック界を支える裏方」としての名声を確固たるものとしたマイルズ・ケイン。初のソロ作『カラー・オブ・ザ・トラップ』にはM3“マイ・ファン…
あのカードを最初に切っておけば誰も文句言わないだろう、というラップの鬼チューン“挑め”で幕を開けた2011年のKREVAなのであるからして、新たなる一手では遠慮なく歌っている。スムーズかつ刺激的なステッパー…
ロックを貪りポップを貪る4人と1人がお互いを貪るように求め合っている、圧巻のケミストリーとカタルシス! 時間軸に沿って言えば、1月の『淫ビテーションe.p.』が桃野/松下/出口/瀧谷の4人と新加入のヒダカト…
なんといったってこのタイトルだ。「何を期待してたの?」という、半ばやけっぱちのような問いかけへの答えは、すべての聴き手に委ねられている。「これが聴きたかった」と答えるかどうか、すなわち、このレコード…
ヴァンパイア・ウィークエンドとアデル、そして、フレンドリー・ファイアーズ、この三者に共通するのは、まず同じレーベル=XLであること。もう一つは、ファースト・アルバムの時点で、インディでしかあり得ない明…
彼女の歌は美しく、また時に表面的な美しさすら脱ぎ捨てて、生々しい息遣いを響かせる。聴いた瞬間、これは生きることと歌うことが真っ直ぐに繋がれた人の歌だと確信した。溝渕 文。09年に「RO69JACK」で優勝し、…
《ああ ああ》と叫ぶ藤原基央の声が、生まれたての赤ん坊のように響く。あまりにも無防備だ。この曲を初めて聴いたとき、そう思った。シンプルなメロディをシンプルな弾き語りで歌っている――からではない。この…
疾走するギター・ロックはその情熱的スピードと引き替えに、別の魅力的な何かを得ることが時にあるが、UNISON SQUARE GARDENは今のところ、そんな大人の取り引きを選ぶつもりはないらしい。その代わり、決然たる「…
2nd『期待CD』は、3人でできること、3人の音にこだわった作品だったゆえ、今回のミニ・アルバム『秘密』は、鍵盤奏者など第三者も交えて、よりアレンジを楽しむ制作になったという。恋心をくすぶらせる表題曲では…
こういうアルバムを取り上げてあーだこーだ書くのは、どう考えても蛇足である。とはいえ、日本の震災後に企画されたチャリティ・アルバムの中でも世界一ビッグなものとして、これは記録にも記憶にも長く残るはずだ…
イェンス・レークマンのバック・コーラスを務めたり、リッキ・リーとのスプリット盤を出したり、知る人ぞ知る存在のインディ・プリンセス、サラ・アスブーリンことエル・ペロ・デル・マール。00年代半ばからのブロ…
かつては4ADのエースであったコクトー・ツインズのエリザベスに通じるシャーマニックなリズのボーカルが強烈なインパクトを残すニューヨーク、アンダーグラウンド派ギャング・ギャング・ダンスの3年ぶりの新作だ。…
音楽サイトRO69のコンテスト「RO69 JACK 2010」の優勝・入賞アーティストのコンピレーションアルバムがこれ。今回で第3弾となる。この年の優勝バンドであるB×A×Gを筆頭に、全15組の楽曲を収録。前2作と同様、今…
DVDとして復刻されるこのRC初の武道館ライブが行われた約30年前、僕は6才だったので実際のライブはもちろんこの映像を観たことはなかったのだが、もし10代のときにこのビデオに出会っていたならテープが擦り切れる…
日本では5月公開予定のドキュメンタリー映画『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』の公開記念リミックス盤。映画はアメリカですでに2月に公開され、『THIS IS IT』を超えるオープニング成績を記録…
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