ふと振り返ってみると、flumpoolは大胆に作風の幅を広げ続けてきたバンドであることに気づく。クリーントーンの音色を主軸に据えた爽やかさ、ストリングスを採り入れた優美さ、荒々しい感情の炸裂、柔らかなアコー…
インディーズ時代のベストアルバムのような本作でメジャーデビューをはたすこのバンドに今言いたいことは、それに尽きる。世の中、シーン、自分のバンド、自分の生活などなどを徹底したメタ的視点で描く手法におい…
12月リリースのアルバム『Existence』、そして年明けからの最新ツアーも楽しみなNCISだが、ニューシングルとなる“Adventures”は、今年5月の日比谷野音ワンマンで、村松拓が歌詞未完成のまま弾き語りでお披露目し…
自分の好きなアーティストを歌い込むのは甲本ヒロトの得意技だが、今作では“ピート”というタイトルで《マイ・ジェネレーション》とくれば説明するまでもないだろう。そう、ザ・フーだ。風車のように腕を回してギ…
洋楽的アプローチを自己流に変換した“In the Morning”、大森元貴(Vo・G)が高校時代に作った曲の断片を再構築した“ツキマシテハ”、電子サウンドで描く冒険譚“Oz”から成る3rdシングル。異様に濃度の濃い作品…
9作目最新アルバム。前作『ダメージ』は結成20周年の記念盤だったが、今作はメジャー・デビュー20周年の記念盤になる。アルバムのテーマはジム・アドキンスいわく「人間は常に進歩の過程にある」ということ。今回…
突然の解散から3年経ってもなおマイ・ケミカル・ロマンスが渇望されている―というかマイケミという物語が明確な終章を迎えないままファンの魂が虚空を彷徨っている今の状況の違和感を、今年7月の「すわ復活か!?」…
ニック・ケイヴの新作ということで、いさんでレヴューを引き受けたものの、今回ばかりは……そう簡単に言葉が出てこない。併せて鑑賞すべきドキュメンタリー・フィルム『One More Time with Feeling』が現時点で未…
この春、輸入盤リリースに関する情報をネットで見たとき、当然アートワークに驚いた。でも実際聴くためにより大きなそれを見て、安心。スマートフォンと思しき物体には、ちゃんとSA(ソウル・アサイラム)と書いて…
生命が宿っているかのような音を鳴らすことができてしまう魔法使いのような楽器プレイヤーがこの世にはいるが、RIZEの3人はまさにそれに該当する。そして、彼らが合奏をした時に生まれる豊かな質感、エモーション…
どこまでもキングス・オブ・レオンそのものの熱量とグルーヴに満ちているのに、それこそ“ユーズ・サムバディ”直系のスケール感を備えた音像。都市の喧騒も人生の葛藤もスタジアム・クラスの音響へと変換してみせ…
メジャー2作目となるSHE’Sのニューシングルはコントラストが豊かな作品だ。ピアノの音色が「僕ら」の小さな世界を祝福する光のように降り注ぐ“Tonight”、《描いた未来まで 最果てまで行こう 帰る場所がここに…
いよいよ11月に第2回が開催されるノットフェス・ジャパン。先日はイヴェントの首謀者とも言えるクラウンが来日し、タワレコの店長をしたり青木ヶ原樹海を訪ねたりするなどのプロモーションを展開していたことも話…
THE BACK HORNがストリングスとナマで初共演したのは、'15年4月に渋谷公会堂で行った「KYO-MEI SPECIAL LIVE~人間楽団大幻想会~」だ。ぶっちゃけ慣れてない感丸出しで荒削り、でもそこがTHE BACK HORNらしくて涙…
3年前に亡くなったルー・リードが最後まで心血を注いでリマスタリングに立ち向かったRCA、アリスタ時代に残した16枚のボックス・セット。アルバムでいうと、ソロ・ファーストの『ロックの幻想』(72年)から『ミス…
デビューからグラム期までを収めた『ファイヴ・イヤーズ 1969-1973』の続編として、その後の激動の3年間(所謂アメリカ時代)を詰め込んだ12枚組CDボックス。『ダイアモンドの犬』、『ヤング・アメリカン』、『ス…
初のフルアルバムには、十八番のディスコポップだけでなく、フォーク直系の歌心が効いた“スピカの住処”、ブラスサウンドに心弾む“サービスナーバス”などバラエティ豊かな15曲を収録。それでもとっ散らかってい…
THE YELLOW MONKEY再集結の号砲的ロックアンセムとしてツアーなどでも披露されてきた“ALRIGHT”がカップリングに収められているだけでも問答無用のマストアイテムなのだが(この曲だけでシングル切ってくれてもよ…
今作を聴けば、2016年の椎木知仁に何が起こっていたかがわかる。My Hair is Badが最も勢いのあるバンドのひとつとして活動を広げていく中、いち個人としてどんな激しい季節の中を生きていたのか。裏も表もない生々…
半ば律儀な挨拶とも取れたメジャー進出EP『チェンジング・オブ・ザ・シーズンズ』ののち、トゥー・ドア・シネマ・クラブはバンド表現の抜本的な改革に向かったのだろう。長い沈黙期間があり、3年ぶりのサマソニ出…
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