フレディ亡き後のクイーン残党組のブライアン・メイとロジャー・テイラーのふたり(ジョン・ディーコンは引退したまま)とポール・ロジャースによる特殊編成版クイーン。05年からライブ活動を始めてから、ついにこ…
ダンスフロアの「快楽」や「享楽」をロック的な文脈から体現する陽性なバンドは決して少なくないが、そのダンスフロアに集まる人間達の「闇」に深く切り込んだバンドというのは、驚くほど少ない。そういった点から…
プログレでサイケデリックなハードコア・パンク――撞着語法も甚だしいめちゃくちゃなフレーズだが、トロントからやって来たこのめちゃくちゃなバンドの音楽を要約するとこうなってしまうんだから仕方ない。 フル…
6月から7月にかけて行われた新作ツアー“LIFE”の、幕張メッセでのファイナル公演を収めたDVD。ACIDMANがこの規模のライブを単独で行うことが出来る背景には、メッセージや楽曲のポピュラリティだけではなく、何…
『ディザーターズ・ソングス』以降のマーキュリー・レヴの作品を振り返ってみた時、個人的にどうしてもそれは下降線を辿っているとしか思えなかった。ドラッギーなギター・ファンタジスタだった彼らの表現は、いつ…
6月7日の武道館公演の完全収録映像。このステージは、1年半KYO-MEIを掲げてライブを行ってきたTHE BACK HORNの一つの集大成である。と同時に6月7日という日は、彼らが初めてライブをやった日でもあるという。…
00年代以降移り変わりの激しいラウド・ロック・シーンで生き残るために奮闘してきたフューネラル・フォー・ア・フレンドは、1stで与えた衝撃からUKラウド・ロック期待の星と見なされ、それを十字架のように背負…
『rockin’on』誌編集者として、こういうことを書くのもどうかと思うけど、ここ数年のオアシスに対してはいささか消極的になっていただけに、オアシスについて論ずることが免れないこの編集部に異動してきたタイミ…
ポップである、ということは容易いことじゃない。特に、ミリオンヒットが量産された80〜90年代とは違って、今は様々な価値観やカルチャーが島宇宙のように乱立する時代だ。そこにはわかりやすい売れ線はないし、ド…
ナイジェル・ゴドリッチプロデュースによる『フロム・ザ・ベースメント』にレディオヘッドが出演したときの映像をパッケージ化したのがこの『イン・レインボウズ/フロム・ザ・ベースメント』。世界初のDVD化であ…
昨年、インディーズより1stアルバム『アンダンテ』をリリースし、「COUNTDOWN JAPAN 07/08」にも登場した3ピース、かげぼうしがこのシングル“掌”でメジャー・デビューする。『アンダンテ』でのアグレッシブな…
まもなくLOUD PARKで4度目の来日を果たすアヴェンジド・セヴンフォールドが、待望のフル・ライブDVDをリリース。今年4月に地元ロングビーチで行われたテイスト・オブ・ケイオスでのステージで、1月の来日公演で…
00年代エレクトロ・ビートはいいとして、その上に乗るこの歌声は……ルーサー・ヴァンドロスにテディ・ライリー、果てはジョニー・ギルの名前まで出したくなるような、もろ80sなブラコン・ボーカルじゃないか! …
6月に行なわれたキル・ロック・スターズ・ショウケースでも6曲目が披露され、聴いた瞬間にブッ飛んじまったので、もうそれが収録されているだけで傑作認定。この曲は、サトミさんが歩きながら歌ってるうちに歌メ…
4年前にいきなり活動休止に入り、今度は突然の復活! ダンス・ミュージックからJ-POPまで、無数のエッセンスを貪欲に呑み込んだ音楽性が、SBKの大きな武器であったが、そのヤンチャなフットワークは、ますます粋…
ここ数年のUSオルタナティヴのテーマとなっていたのは、内省と回帰だったと言えるのではないだろうか。アメリカという国への内部告発、アメリカ人のアイデンティティの崩壊と再構築、そしてアメリカで音楽をやる…
結成10周年を迎える彼らが1年10ヶ月ぶりに届けてくれたニュー・シングル。これだけキャリアがあるのにも拘わらず、彼らの音楽性をきちんと知っている人がそれほど多くない気がするのが、実はずっと歯がゆかった。…
これは嬉しい誤算だ。レイジが活動を停止させたあと、幾度となく囁かれてきたザック・デ・ラ・ロッチャのソロ・プロジェクト。ザック自身にとってもレイジをストップさせた最大の目的がそれだったはずで、当然トラ…
今年1月にギターの清水が脱退するも、すぐに旧知のバンド仲間の中野が加入し、止まらずに走り続けてきたlostageから、現メンバーでの初音源となるミニアルバムが届いた。1曲目の“AMPLIFIED TEENAGE STRESSES AN…
前作『ヴィジョン・ヴァリィ』は、イギリスでこそ高く評価されたが、かつて『ローリング・ストーン』の表紙を飾ったのも忘れちゃったの!?というくらい、アメリカではシビアな評価を下された。悪い言い方をするなら…
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