back numberのシングル『瞬き』は、50万枚以上のセールスを記録しているベスト盤『アンコール』から約1年ぶりの新曲となる。
映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』主題歌である表題曲は、「幸せとは」という無骨なまでの真っ直ぐなメッセージが歌われる。こんなことをこれまでの清水依与吏はやらなかった。ベスト盤とそのツアーによってひとつの大きな季節を締めくくったバンドに起きた変化とは?
2017年11月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』には清水依与吏が登場。バンド、そして自身に起きた変化を明かしている。その中から発言の一部をお届けする。
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=ヤン・ブース
『シャンデリア』の時期はちょっと浮き足立ってて。自分の中で自信とか謙虚とかいろんなこと、『アンコール』のツアーの時もいろいろ考えたんですよ。「清水依与吏ってなんだ?」「こういう清水依与吏がいいんじゃないか」とか。結果、一番最初の清水依与吏にそのまま戻った感じがあって。ある意味自信過剰で、自分が何ものでもないって知ってるんだけど、でも正直負けるとは思ってない。そういう不思議な自信と、もちろん世間知らずなところもある清水依与吏に戻ってきた感じがあるんですね
正直歌詞として書いていった感覚はないんですよ。今まで「そう、これがいい歌詞なんだ」って思ってやってきたものとは、得意分野とは全然違う真逆のことなんで、難しかったっていう意味で言うと、“クリスマスソング”より難しかったかもしれない。あれも相当苦戦したんですけど、これはほんっとに何もないところに歩みを進めるみたいなものだったから、こういう感覚は久々っすね。右も左もわかんない、「どうやって書くんだっけ? 歌詞って」みたいな、一から歌詞を勉強した感じでした(笑)
歌わなくていい、むしろ歌うことがかっこ悪いとか、歌っちゃダメだろ俺たちがって思ってた内容になったので、1年前だったら絶対歌ってないことが目白押しだなって、今となっては思います。“ハッピーエンド”の時は新機軸とか少し意識してたけど、今考えるとここですね。絶対ここだなあと思う
俺だったらこうするのにとかそういうことじゃなくて。これ歌ったからって、じゃあ自分が全部そうできてるかって言ったらそうじゃないし、本当に背伸びするしへりくだるし、もうしっちゃかめっちゃかですよっていう中でこれを歌うというジレンマがだんだん気持ち良くなってきて(笑)。……恥ずかしい限りですねえ。言い切るっていうことを今までやってこなかったから
(さいたまスーパーアリーナ公演は)今まで自分がやってきた二十何本のお客さんと同じかそれ以上に満足してもらえるライヴをあの体調でする、それってもう命懸けるしかないっていう。ほんっとに命懸けて、途中でバーッて声掠れて「あっ、もう出ない」って思った時に、普通だったら「あっ、ヤバい!」ってなるのに、あの日は「まあ、無傷で帰れるとは思ってねえよ」みたいな感じになったんで
続きは2017年11月30日(木)発売の『ROCKIN’ON JAPAN』1月号で!
●WANIMA
JAPAN表紙巻頭、堂々の初登場! メジャー1stフルアルバム『Everybody!!』は、なぜみんなの胸を震わせるのか? 3人で語るバンドヒストリーとともに現在地を読み解く決定版インタビュー!
●強力2大付録!
① JAPAN特製カレンダー 2018
(登場アーティスト:Mrs. GREEN APPLE、MAN WITH A MISSION、エレファントカシマシ、米津玄師、THE ORAL CIGARETTES、欅坂46・平手友梨奈、WANIMA、MONOEYES、UNISON SQUARE GARDEN、back number、miwa、UVERworld)
② KEYTALKと乾杯!両面ポスター
●BUMP OF CHICKEN
ライブハウスに立つ4人を目撃! ツアー「PATHFINDER」新木場STUDIO COAST公演徹底レポ!
●[Alexandros]
ニューヨークでの制作で生み出された新たなる名曲“明日、また”。川上洋平、ソロで語った全20P!
●back number
待望のシングル『瞬き』で見出した、back numberの本質とは? 清水依与吏が大いに語る
●KEYTALK
アルバム、横アリ、10周年――特別すぎた2017年総決算インタビュー&一足早い忘年会の2本立て!
●Hi-STANDARD
夢にまで見た3人の轟音が鳴った――「THE GIFT TOUR 2017」初日、そのすべてをこの目で観た! 渾身の超ロングレポート
●ポルノグラフィティ
デビュー18年、ポップミュージックの最前線に立ち続けてきた自信と内にあるコンプレックス――初登場インタビューですべてを明かす
●Perfume
2作目のMV集『Perfume Clips 2』完成! 数々の傑作MVとともにPerfumeの5年間の挑戦を振り返る
●Mrs. GREEN APPLE
ミセス史上最高に自由で挑戦的な新曲“WHOO WHOO WHOO”が示す、この先の未来図とは? 5人で語る!
●sumika
自身最大規模の『Familia』ツアーで4人が得たもの――スペシャルインタビュー&レポートでそのすべてをひもとく!
●UVERworld
連続インタビュー4人目は誠果! 決して順風満帆ではなかったその半生の真相を解き明かす
●amazarashi
秋田ひろむにとって、音楽をやり続ける意味とは? 約2年半ぶりのアルバムに込めたその答え
●キュウソネコカミ
これが最強のキュウソだ! アルバム『にゅ〜うぇいぶ』にたどり着いた5人の葛藤と決意に迫る
●LiSA
●NICO Touches the Walls
●BLUE ENCOUNT
●ACIDMAN
●JAPAN'S NEXT vol.19(Ivy to Fraudulent Game/ポルカドットスティングレイ/ヤバイTシャツ屋さん/夜の本気ダンス)
●おいしくるメロンパン
●DADARAY
●Ivy to Fraudulent Game
●POLYSICS
●ねごと
●ヒトリエ
●SCENE SPECIAL! 桑田佳祐
ソロ30周年、集大成のツアー東京ドーム公演を完全レポート!
●SCENE SPECIAL! 米津玄師
『BOOTLEG』リリース翌日・「Fogbound」ツアー2日目を観た!